彼は僕の事大嫌いじゃないと言ってくれた
けれど…

違うって、どうして?
避けてたじゃん、イジメてたじゃん
だから…帰え

その時息を切らしながら
ブルーガ君の声が響き渡る

「ギルドっ」

その声に帰ろうとした足は止まり

「待ってろって言ったじゃねーか
帰ろうとしてるんじゃねーよっ!!」

俺は告白されると思ってた。
あの手紙見た時から、そう思ってた
けど
こんなのって、ねぇよ
だから、俺が告う

「ギルド。」

ようやく息がととないだした彼は
ゆっくりと深呼吸をした。
彼女はこちらに向かないまま無言だった。
俺がこう言っても向いてくれなかった。

「俺、お前が好きだ。付き合って欲しい」

しかも、無言のまま。
いつもと変わらずに判断力がない彼女。

「…なんだよ。何も言わねーのかよ?
じゃあ、マジで俺の事嫌いなの?」

違う…
けど、どうして…

外野はそんな2人を見て、ざわめく
僕の耳に聞こえてくる
そんな声は本当の意味で気持ちが
分からなくなっていた。

「……………」

「それってバツゲーム?」

「ちげぇし!マジで言ってんの!?」

こんなに言っても彼女は

「もしかして、信用してねえのかよ」

当たり前である。
ブルーガ君の僕への行動はおかしいもの

「…分かった。」

彼がそう言った瞬間、目の前が真っ暗になった。
唇に触れる、柔らかいもの。
目の前に見える目をつむった彼。

一体なにが起きてー…

「!!ギルドっ!?」

彼にキスされたのを思い出すように
僕は鼻血を出してしまった。
それから、記憶がなくて、気づいたら
保健室だった。

「ギルド、なんで鼻血なんて?
まぁ、なんとなく分かるけどな。」

ニヤリと笑う彼は

「お前、俺にキスされるとは思わなかったろ?」

僕の君への思いを知っていた。
そう、大嫌いなんて言わせないで
普通に告白してればよかったのだ。

「やっぱり告わないで。
それ以上言ったらキスじゃすまされない事
するけど…それでもいう?」

おわり