私はかな。
大男で長い顔の短髪男に無理やり付き合ってしまったのが
恐怖の始まりだった。

私はなんとか、彼から逃げ顔も忘れかけていた
2年たった今。高校3年生…
私は初めて好きなひとが出来たのも
つかの間…好きな人といる幸せはそうも続かなかった。

先生がいうには学校内に怪しい人がいるということ。
この時、どうして私は気づかなかったんだろう。
怪しい人があの男など…

放課後、私は教室を掃除してると
ふと、廊下の窓から男が覗いていた。
男はすぐさま私の視界から消えた。
キョロキョロと廊下を見渡しても
掃除当番の生徒と見回りの先生だけ。
背中がゾッとするいなや、私は先生に今の事を話した。
先生はすぐに廊下側の窓を見、階段を降りて行く。

安心したのもつかの間。
男は私の後ろにいたのだ。
そして、耳元でぶきみに囁く。
私はすぐにはなれようとするが
大男の手は大きく、力強く
ちぎれるほどに痛いぐらい手を握られた。

それを見ていた先生は立ち向かうが大男は
右手のポケットからカッターナイフを取り出した。

彼は無理やり別れされてしまった
私への愛と憎しみ、悲しみ、そして裏切り。
もうれつに怒っているのも分かる。
けれど、私は限界だった。
こうして、片手にナイフ出しているのも
私ではない誰かを別に犠牲にすること。

私さえいなきゃ、なんも起こらない。

向かって来た先生に振り払うように
切り刻むカッターナイフ。
それは私の胸に突き刺さる。
好きな人に好きと言えないまま
私の人生は巻くを閉じる。

おわり