「えみ・・・あの、その!そう!
今日からよろしくな!」
しょうはぎくしゃくした声と動作で
そう言った。
それはたぶん、今日から好きな
女の子と同じ家で暮らすのだから
ドキドキしてのことだろう
だけど、えみは無表情で彼を無視するように
素通りし、突き当りの自分の部屋に
入ってしまった。
少し、しょうの方を見ながら
彼女は部屋に入り込んだ。
ーーー・・・彼女が俺を無視しはじめたのは
中学1年、2年前のあの日から、ずっと・・・・
1年生はいろんな生体検査を受けなくてはならない
その日から急に人が変わったように
笑わなくなったし、無視もする。
えみーー・・・
俺って嫌われてるのか?
「えみと付き合いたいなら、兄と呼んでくれないかなぁ?」
・・・・
えんは俺がえみのこと好きだって知ってる
いや、言わなくても行動で分かってしまうのだろう
それはクラス中知ってる
たぶん、えみも知ってる。
俺がお前のこと好きだって・・・・
でも、言わなきゃ分からないよ、えみ?
どうして、避けるの?どうして・・・?
しょうはまだ分かっていなかった
避ける意味も無視する意味も・・・・・
読み終わったらポチっと応援!記事を書く励みになります


