「・・・義兄弟か。
両親の再婚じゃあなな・・・。」
キルは先輩に少し話した。
:ってことは、ギルドの恋は
「・・・お前シスコンって、まさか、お前・・・。」
セイは察してしまったうようだ。
ケイのキルに対する発言、そしてベタつき合い。
あきらかに好きと言ってるものだが、
そのセイの言葉もキルにはさっぱりで、
理解出来たのはケイだけだった。
「・・・なわけないじゃん。兄弟は結婚できないんだぜ?」
結婚。
ケイはそこまでキルのことが好き。
なのに、兄弟という壁がどうしても、つらく感じさせる。
履歴上、兄弟じゃないけれど、兄弟と同じ扱い。
「そうだよな。」
:しらねぇのか、こいつ・・・
「じゃ、俺がこんなことしても、文句言わないってことか。」
先輩はキルの肩をグイっと引っ張り、
顔を近づけ、キルのほほにキスをした。
「なっ!!」
:ギャアアアアア
キルはすぐさま、キスされたほほに手を当てる。
セイはニコっと微笑み、ケイに聞えない程度に
キルに話しかける。
「キスは好きな人でもさ、ほっぺはいいだろ?」
:それでも、いやーーーー
「やー!」
キルはセイを手で押すように嫌がる。
「駄目なの?」
明らかに嫌がってるキルの姿には
ケイのビジョンにはラブラブしてるようにか見えず、
イライラがつのるばかりだった。
叶わないって思っても、ケイはヤキモチしてしまうのだ。
そのヤキモチで何回キルを傷つけたと分かってても。
「・・・キル、俺に出かけろって言ったよな?」
ケイはそう言いながら、スッと立ち上がった。
:だから、それは・・・
先輩にバレたくなかったから。
一緒に住んでるのをバレたくなかったから。
だから、出かけててって言った。なのに・・・
「今日は・・・・帰らないことにした。じゃ。
ずっと・・・先輩とラブラブしてれば・・?」
「ちがっ!」
どうして、キミはそういうこというの?
どうして・・・?
「何が・・・違うんだよ。このうそつき!!」
今までで一番怖い顔だった。
その顔を見たとたん、言葉が言えなかった。
追いかけることさえも出来なかった。
:ウソツキ・・・
付き合ってないって言ったのに、先輩が・・・
どうすれば・・・先輩の一方的な想いをーー・・・
「・・・。」
:言っても、こうなるわけか。
大きな音でドアを閉めながら・・・
ケイは部屋から出てってしまった。
