下を向いていたキルだったが、
知られたく思いがゆっくりと顔を上げる。
ブルーガ君が目の前にいるドキドキがさらに顔を真っ赤にさせる。
そんな表情がケイから見たら、胸が飛び出そうな
可愛い表情に間違いない。
「・・・っ。わかった・・・出かける。」
本当はそういいたくない。だけど、あんな顔をみたら、そう言うしかない。
ケイは手をギュッと力強く握った。
「俺に秘密にしたいことでもあるんだろ!?」
その時、玄関からチャイムがなった。
「俺が行く。出かけるついでにな。」
彼は声を張るようにそう言って、玄関に向かった。
「誰だー?」
そう言いながらケイはドアを開ける。
ーーーーー
そこにはセイ先輩がケーキの箱をもって
つったっていた・・・。
「え・・・?君は・・・・」
「・・キル。そういうことだったんだな。」
ケイは歯を食いしばり、リビングから玄関を覗き見していた
キルの方に歩き、キルの肩に手を当てた。
そして、先輩に聞えないように
耳元で話し始めた。
「こう言うことは早く言えよっ?一緒に暮らしてるの秘密なのにさ。
だから、キルも俺に出かけろって言ったんだろーー?」
キルは真っ赤になりながらもコクンコクンと首を下ろす。
それから、僕たちは2階にある、自分らの部屋に先輩を招いた。
「お前ら兄弟だったんだ・・・。」
:それなのに、ギルド・・・
セイはあの日、ケイに追いかけていった時点でそう思っていた。
まだ、確信はもてなかったけどそうかも知れないって思ってた。
「ってか、仲良しだな、そんなにくっついて。」
ケイは後からぎゅっとキルに抱きついていた。
「俺、シスコンだもん。」
その言葉にドキっとする。
真っ赤なキルを見て、ケイも恥ずかしくなったのか、
ゆっくりと離れ、隣に座った。
「いくら、先輩とキルがカレカノでも、
初めては全部、俺がもらいますから。」
:ギルド、言ってないのか?
俺らが別れたこと・・・?
:え・・・何言って?たしかに初恋はキミだが・・・
「・・・。」
「俺がいてもいいなら、2人でケーキ食べて下さい。」
2人の間にはまだ、開封していないケーキの箱があった。
先輩のことだろう、中身はチョコケーキと分かっているのである。
・・・・・・
けれど、このまま誤解されたままでいいのだろうか?
ブルーガ君が始めて来た日も言ったのに
どうして、信じてくれないのだろう?
僕はあなたが好きだから、ちゃんと言いたい。
「・・・あのね、ブルーガ君。」
「ん?なに?キル。」
ケイはにこっと微笑んだ。
キルはそれにドキっとなり、次に出る言葉が真っ白になった。
だが、言わなければ、伝わらない。
「・・・・つ、付き合ってないって言ってるじゃん。」
「・・・は?だって、お前ーーー」
だが、先輩も疑問に思ってしまった。
ケイが言葉を言う前にセイが言葉を発してしまったようで。
「ギルド!今、性呼びしたよな!?」
「そ、それは・・・・。」
