下を向いていたキルだったが、


知られたく思いがゆっくりと顔を上げる。


ブルーガ君が目の前にいるドキドキがさらに顔を真っ赤にさせる。


そんな表情がケイから見たら、胸が飛び出そうな


可愛い表情に間違いない。


眼鏡の王子様「・・・っ。わかった・・・出かける。」


本当はそういいたくない。だけど、あんな顔をみたら、そう言うしかない。


ケイは手をギュッと力強く握った。


眼鏡の王子様「俺に秘密にしたいことでもあるんだろ!?」


その時、玄関からチャイムがなった。


眼鏡の王子様「俺が行く。出かけるついでにな。」


彼は声を張るようにそう言って、玄関に向かった。


眼鏡の王子様「誰だー?」


そう言いながらケイはドアを開ける。


ーーーーー


そこにはセイ先輩がケーキの箱をもって


つったっていた・・・。


セイ先輩「え・・・?君は・・・・」


眼鏡の王子様「・・キル。そういうことだったんだな。」


ケイは歯を食いしばり、リビングから玄関を覗き見していた


キルの方に歩き、キルの肩に手を当てた。


そして、先輩に聞えないように


耳元で話し始めた。


眼鏡の王子様「こう言うことは早く言えよっ?一緒に暮らしてるの秘密なのにさ。

だから、キルも俺に出かけろって言ったんだろーー?」


キルは真っ赤になりながらもコクンコクンと首を下ろす。


それから、僕たちは2階にある、自分らの部屋に先輩を招いた。


セイ先輩「お前ら兄弟だったんだ・・・。」


困った先輩:それなのに、ギルド・・・


セイはあの日、ケイに追いかけていった時点でそう思っていた。


まだ、確信はもてなかったけどそうかも知れないって思ってた。


笑顔の先輩「ってか、仲良しだな、そんなにくっついて。」


ケイは後からぎゅっとキルに抱きついていた。


眼鏡の王子様「俺、シスコンだもん。」


その言葉にドキっとする。


真っ赤なキルを見て、ケイも恥ずかしくなったのか、


ゆっくりと離れ、隣に座った。


眼鏡の王子様「いくら、先輩とキルがカレカノでも、

初めては全部、俺がもらいますから。」


セイ先輩:ギルド、言ってないのか?

俺らが別れたこと・・・?


眼鏡姫君:え・・・何言って?たしかに初恋はキミだが・・・


眼鏡姫君「・・・。」


眼鏡の王子様「俺がいてもいいなら、2人でケーキ食べて下さい。」


2人の間にはまだ、開封していないケーキの箱があった。


先輩のことだろう、中身はチョコケーキと分かっているのである。


・・・・・・


けれど、このまま誤解されたままでいいのだろうか?


ブルーガ君が始めて来た日も言ったのに


どうして、信じてくれないのだろう?


僕はあなたが好きだから、ちゃんと言いたい。


眼鏡姫君「・・・あのね、ブルーガ君。」


眼鏡の王子様「ん?なに?キル。」


ケイはにこっと微笑んだ。


キルはそれにドキっとなり、次に出る言葉が真っ白になった。


だが、言わなければ、伝わらない。


眼鏡姫君「・・・・つ、付き合ってないって言ってるじゃん。」


眼鏡の王子様「・・・は?だって、お前ーーー」


だが、先輩も疑問に思ってしまった。


ケイが言葉を言う前にセイが言葉を発してしまったようで。


笑顔の先輩「ギルド!今、性呼びしたよな!?」


眼鏡姫君「そ、それは・・・・。」



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