5月初め、ケイの母が入院した。


・・・それから数日間。


ケイが当たり前のようにキルの父とキルに


食事を振るう。


王子の仕事も学校もあるのに、ケイはちっとも


疲れた顔なんてしてなかった。


むしろ、キルに自分が作った料理を食べてもらえるだけで


疲れなんてふっとんでいた。


キルの為に作った料理だからこそ、栄養は少しかたより、


好きなものばかり、毎日ならんでいたのである。


それは美味しくて、美味しくてたまらなくて・・・。


でも、ある日のこと・・・。


眼鏡の王子様「キル、お前・・・帰っていいよ。まだ、みたいだし」


入院してる病院について来たのに、


彼が椅子に座ったとたん、これだ。


眼鏡姫君「なにが?」


眼鏡の王子様「なにがって・・・。お前、知らずに来たの?」


その時、おくから、あかんぼが生まれる声が響き渡る。


そう、ケイの母は出産の為に入院してたのだ。


キルの父、ナヤとの間の子供。


義理兄弟のキルとケイにとっては本当の弟。


キルが抱き上げると、赤ちゃんはピタリと泣き止んだ。


シズ「キルちゃーん、すごいわ。さっきまで泣いてたのに。

そーだわ。キルちゃんが名前つけてあげて?」


眼鏡の王子様「キルが!?」


眼鏡姫君「・・・えっと・・・じゃ、じゃあ、ヤミナ君。」


シズ「ヤミナ・・・ね。」


眼鏡の王子様「キル。」


ケイはボソリとキルの耳元でささやいた。


眼鏡の王子様「俺の実父、ヤミって言うんだけど?」


キルと違って、ケイの父は生きている。


と、言ってもキルはその男のことなんて知らない。


キルが王子の正体が知らないように、


ケイが大企業闇勝の1人息子さえも知らない。


そう、ヤミとは闇勝社長のことである。


戸籍上、離婚とはいいがたい。


ヤミがそう、させないのである。


ただ、キルとケイは


一緒に住んでるというだけなのかも知れない。


それでも、ヤミナのことを知ったらどうなるのだろう?


キルの両親とケイの両親がたとえ高校の同級生でも、


ケイの母シズとキルの父ナヤの幼馴染には


かえることなど出来ぬのだろうか?



「僕の世界」  バレンタインチョコ 特別編。まれにエロ王子(18禁)です

他の小説を読みたい人はこちら にて



にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ

ランキングにほんブログ村 小説ブログ 人気ブログランキングへ ランキング