「ギルドー、前から思ってたんだけど・・・
その猫ピン可愛いよねー」
マイは下駄箱へ向かってるキルに声をかけた。
:野蛮・・・・っ
そこへ、当たり前のようにケイが現れた
「なにしてんだ?」
「あ、ケイ。」
いきなりの登場にキルはドキドキする。
つい、その場から離れようとキルは歩いていく。
「ギルドのバックに付いてる猫ピン可愛いなーって」
ケイはその言葉にすぐさま遠ざかっていくキルのバックを見る。
そこには小さな水色のネコ型のピンが指してあった。
それはケイが去年誕生日にあげたピンだったのだ。
「って話ししてただけ。」
学校から帰って2階でくつろいでいると、ケイが話してきた。
「あ、あのさ、キル。カバンじゃなくて、ここに付けろって。」
そう言って、ケイはキルの頭にぽんと手をのせる。
「姫の写真チェックしてるからさ?」
それから、また数日後。
ナナが走るようにキルに近づいてきた。
「ビックニュース!!
今年の新1年生に芸能人のカイ君がいるんだって!
これで黒猫中、出身者は・・・と」
最後まで言いかけたとき、遠くから男の声が聞えた。
「ナナっ!お前は本当、口軽いな!」
ケイだった。
ケイはナナの口を塞ぐように手でおおう。
そして、キルに聞えないようにボソボソし始めた。
:・・・仲良しだなあ
「だって、5人だよ?芸能人?」
「は?4人だろ?俺とキルとカイとカリン。」
カリンと言うのは去年、卒業した、
セイを追いかけて闇勝学園芸能科へ
入学したという髪が長く、大人ぽい女の子。
「それが・・・・。」
「マジかよ・・・って、キルは?」
「そういえば、いないね?」
キルはいつのまにか居なくなっていたのだ。
ケイは焦るように彼女を探す。
ナナが言ってた5人目の黒猫中出身者・・・・。
そいつの事を思うと、ケイはいらついてしょうがなかった。
:なんで・・アイツが。表の世界も裏の世界でも
キルの王子になったらーーー・・・
俺はキルが居なきゃ、駄目なのに・・・・
考えるほど、ケイの心はもやもやでいっぱいだった。
それがヤキモチなんて知らずにーーー・・・
今日は王子と撮影。
「あ、姫がつけてる猫ピン可愛いね。」
カイは姫にそう言った。
姫はケイに言われた通り、髪留めとして刺していた。
「そ、そうかな?」
「カイ!言っとくけど、姫はわたさねーぞ!!」
王子は怒鳴るようにそう言うと、姫に後から抱きついた。
「わかってるって~」
「僕の世界」
特別編。まれにエロ王子(18禁)です
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