闇を照らす月夜に導かれて-後悔なき君の歌
濡れた制服を脱ぎ、

タオルで体をふく。

もちろん、そこには彼女の姿はない。

冷たい体と熱のある、

頭を冷やすために台所にいると思う。

ーーーけど、いい匂いするんだよな。

「おかゆ作ってきたよ。」

その声と同時にドアが開く。

俺はまだ上半身裸でタオルで体を

吹いていた。

一瞬だった。

ドアが閉まるのは………

「え」

おかゆ作ってきた。

その一言で彼女が自分の部屋に来た理由

分かったのに

どうして、閉めるんだ?

「ちょっとギルドっ」

俺はタオルを首に垂れ下げるように

置き、ベットから腰を浮かせながら

ドアの方へ歩く。

「おかゆ、くれるんじゃねーの?」

ドアを開けて、彼女はそこに居るけれど、

俺の方を向いてくれない。

「……ちゃんと着てよ」

………

そっか、恥ずかしいんだ。

中学の時、プール男女別々だったし

「あっ。おう」

そんな彼女の言葉にドキドキする。

そんなの意識してないと

出ないよなーーー?