
ドアを開けると
そこには、
居ないはずの彼女が、
ギルドがそこにいた。
俺は嬉しくて、心が踊るように
泣きそうだった。
「やっと、見つけた。」
俺はびしょ濡れの制服のまま、
彼女を抱きしめた。
「つ、冷たいよ、ブルーガ君」
当たり前の言葉である。
その言葉から、
俺はハッと気づき、すぐさま離れた。
「お前、昼間……どこにいたわけ?」
「え、えっと………」
家に居ないのは分かってる、けど。
雨の中、探し回ったんだ。
ちゃんと、言って貰わないと困る。
「えっと、か、買い物。」
…………
え?
そ、そっか、そう……だよな。
「ははっ。」
いくら、呼び出したって
こいつが待ち合わせ場所に来る訳ないんだ。
俺は泣きそうな表情を隠すように、
手で顔を覆い、
床に膝を落とした。
「買い物かよ。」
「僕、明日まで居るけど……」
そう、彼女は明日には帰っちゃうのに。
俺はまた、空回りしてる。
俺、何やってんだろーー