
初めて会った時も
彼女は白川と一緒だった。
いつでもアイツの為に動き
アイツの為になにかする。
ーーー
正直言って、それがむかついてた。
この苛立ちが意味するもんなんて
俺にはさっぱりだったけど、
「お父さんがね、正直になりなさいって」
…………
俺だって本当は
自分の気持ちに正直になった時
俺は………
オヤジに見てもらえるのだろうか。
今の自分を見てもらえるのだろうか。
「近江さんまできちゃって。」
俺の今の気持ちを大事にしたとき
あいつの声が胸の奥で響いた。
あんた、サッカー好きなんでしょ?
………だったら、俺は
俺が今出来ることをする。
「あんたって、本当にへたっぴよね」
「うるへー」
ゴールデンエイジ。
幼い頃の筋肉発達。
その頃の能力が将来性を決める。
それでも、俺はあきらめない。
見てくれる人がいるなら。
俺に注目してくれる人々がいるなら。
俺は自分と戦う。