
「俺が何もしないで帰すと思った?」
ベットの上によつんばいになって、
彼女を見つける先は真面目だった。
心はどきまぎしても、これだけは
お前を愛する心は年月を重ねても変わらない。
けれど、俺の真剣な眼差しさえも
彼女の一言で冷めてしまう。
「……うん、君が僕にするわけがない。」
2人きりと分かっていても、
こいつはこういう。
俺はもう、離したくない。
だから、いままで出来なかった
触ったり、声かけることもした。
けど…
こいつはどうだ?
好きな相手なら少しくらい積極的に出ても。
って思うぐらいだったけど、
こいつの言葉でよく分かった気がした。
彼女の中での俺への印象は中学のまま。
いくら言っても信じない。
「だったら、一緒に寝てよ。」
別にHしたいから誘うんじゃない。
隣で寝て欲しいだけ。
「寂しいから?」
彼女のその言葉を聞きながら、
俺はゆっくりとよつんばいの姿勢から、
体を曲げ、ベットに座るような姿勢に
崩した。
「ああ、そうだな。」
いくら触っても分かって貰えない。
俺への思いはちっとも届かない。
ーーーー…………
分かっていたが、
隣で寝てるのに、こっちなんて向いてない。
一緒のベットで眠る。
それだけの事なのに、
心臓が可笑しいくらいにドキドキしてる。
「なあ、腕枕させてあげようか?」
俺はニコリ微笑みかけた。が、
彼女はちらりと俺の方見ただけで、
体を俺と逆の方へ向けたのだ。
…………
「恥ずかしがっちゃって。
あんまり、そっちいくと、落ちるぞ。」
俺は落ちることのない窓側の方で寝る。
けれど、彼女は………
俺の忠告も聞かずに彼女はずっと
あっちを向いたままだった。
俺のまぶたが重く感じても
それは変わることのない光景だった。
ただ、ただ、
彼女の後ろ頭が背中が見えるだけで………