
「あ‥っどこに行くの?」
いつもは声なんてかけない彼女が
声をかけてきた事に驚きが隠せなかった。
でも、コイツは嫌って言ってるんだ。
だから、俺は……。
「・・・リビング。
どうせ、明日から、お前は別のとこで寝れば言い訳だし。
俺が今日だけソファーで寝ればいいだろ。」
照れた顔を見せないように
俺は、背を向けて言った。
すると、彼女が言い出したのだ。
「今日だけなら、いいよっ!?」
「はぁ!?」
怒るように言ったけど、
内心、ドキドキ。
心臓が止まりそうだった。
「さっき、嫌だって・・・っ」
「か、風邪ひいちゃうし、それに、その・・・」
よく、彼女を見ると、
俺の布団を力強く握り締め、
勇気を振り絞っているのが分かる。
「それって寂しいから、
僕の事求めてる訳だしっ」
え・・・?
それってどういうー…
そう、思うと俺は拳を握り締めた。
その時、後ろから、母さんの声が聞こえた。
「ケイ!あんたの布団もってきたわよ」
・・・・
「置いてくね」
母さんはそう言って、
俺の部屋から出てった。
ギルドが寝る、俺のベットのそのよこに
母さんは布団を引いた。
「また、からかったんだ!!」
彼女はそう言いながら、布団の中へ
潜りこんだ。
・・・・それで、普通に寝れるんだな。
吹っ切れないのも、寝れないのも
俺だけかよ‥‥