俺はケイ。東大に通う大学生だ。
そんなある日、実家で休んでいると
1本の電話がかかってきた。
「ケイちゃん電話よー?」
「はあ?誰だよ・・・ーーー・・・もしもし?」
俺の自宅にかかってきたのは
「もしもし・・・ブルーガ君?」
「え・・・ギルド?」
その声に俺はびっくりした。
「・・・・僕、死にたい、死んでいいかな?」
は?
なにいってーーー
「それだけ、じゃ。」
「ちょっ!!」
一方的にかかってきて、一方的に切られた。
「オイ・・・ギルド!!」
ツーツー・・・
むなしくも切られた音だけが聞える。
「ギルド・・くそっ!なんなんだよ!
初めて俺んとこにかけてきたと思ったら・・・・。」
死ぬって・・・
俺・・・初恋だったのに
「勝手に死ねよ、バカ。」
それから数日後。
今日も学校・・・・なのだが
頭の中にあの言葉が蘇る。
「知るか、もう!」
学校についても心がモヤモヤしていた。
「機嫌悪いね・・・ケイ?」
「・・・はあ。」
深いため息と共にギルトと居た
あの中学時代を思い出す。
「・・・・なあ!誰か、ギルドの連絡先知らない!?」
「ギルドってあの?」
「でも、なんで、なんで?」
ガヤから質問される。
「・・・・この間、電話かかってきた。」
内容は言えないけど、俺にしか言えない言葉だって
すぐに分かったから。
再び、ガヤはざわめく。
「結局誰も知らないのか・・・・。
告白しようと思ったのに。」
あの悲しいような声を聞いたとたん
いわなきゃって思った・・・・自分の思いを
もう、会わなくなって8年だ。
顔さえ分からない・・・・。
「久しぶりケイ!告白って誰!?なあ、誰?」
その時、ギルドと同じ中学の同級生であり
たまに会っていたヒロと偶然会った。
「うわっ!ヒロ!!」
俺があわててるさなか、背中から声が聞えた。
店にあるTVから聞えるニュースだった。
「今日の午後転落事故がありました。
巻き込まれた女性1名は病院に運ばれましたが
軽症のようです。」
そこに写っていたのは
「ギルドってえっと・・・」
俺はその画面をみるなり
胸が高まっていた。
あの言葉とこの事故ーー・・・
「ギルド・・・よかった。病院、この近くじゃないのか?
ギルド、待ってろ・・・今行くから。」
しかしケイの言葉は無謀にも看護婦さんに止められ
・・・
「ケイ、諦めて帰ろうぜ?」
ここまで来て諦められるかつーの!!
俺は俺はいわなきゃいけないんだ。
大切なものが居なくなってしまう前に・・・
「・・・コノ手は使いたくなかったけど・・・。
俺が彼氏って言ってもか!!」
「ケ、ケイ!!」
最終手段。
ケイとヒロはキルの居る病室へ入った。
キルはベットに座っていた。
「ギルド・・・。」
「な、中まで聞えてた・・・。」
「あれはしょうがなく!じゃなくて!お前があんなこと言うから!」
ケイはそう言いながらキルの居るほうへ歩く。
その慌てたぷりにヒロはゆっくりと2人きりにさせた。
「心配して、その・・・だな。」
「え?」
「え。いや・・・その」
素直じゃないのは自分が分かってるけど
・・・・俺は
「死にそこねた。」
!!
こいつ、本当にーー・・・
「最後に聞ければいいって思った。」
ああーー・・・ギルドはまだ、俺のこと
「なあ、ギルド目・・・つぶってよ?」
「なんで?」
「いいから!」
キルはゆっくりと目をつぶった瞬間
唇に何かがあたった。
キルはびっくりして目をおもっきり開けていた。
「・・。死ぬとかなし
俺と結婚して一生歩めばいいじゃんーー・・・・。」
おわり
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