俺は近江舷也


母方の姓を名乗ってるにはわけがある。


有名サッカーリーガーの秋月烈也の息子だからだ


いや、それだけではない


父自身が嫌い


いや、父に褒めて欲しかったサッカーも


止めてしまった・・・・あの頃までは。


闇を照らす月夜に導かれて-俺の心が輝く時


父達が帰った後、


俺は少しサッカーに興味を示していた。


父と同じグラウンドに立ちたい。


そんな軽い気持ちだった。


グラウンドでボールを1人で蹴っていると


かすか遠くに1人の少年の姿が見えた。


俺は気になって近づいてみる。


「すごいですね、君。あんな遠くまで届くなんて・・・」


狐目のようにつりあがった目


俺と同じぐらいの年齢なのに


言葉からとして見下してってるようなしゃべり方。


第1印象は嫌なヤツ。


そんな感じだった・・・・


「さきほどまで選手とやっていらしたようですが

あなたは一体何者ですか?」


・・・・


選手って父さんのこと?


それとも他のひと?


「おまえさー、俺と同じくらいだろ?タメで話せよ?

それに、名乗るなら自分から名乗れよ?」


彼は少し考えるような表情だったが


また、遠くから声が聞える。


「れんじ坊ちゃま。塾の時間です。」


じゅく?


「お前、塾いってんの?」


「すみません。また来ますね」


またくるって・・・


「おいっ!」


俺の言葉に聞えないまま、


彼はかけあしで去っていった。


「なんなんだ、あいつ・・・?」


疑問をもったまま、俺は家に帰る。




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