忍はどうして泣いたのか分からない


けど、俺はそんな忍を抱きしめた。


ゆっくりと腰を忍と同じ高さにして


忍を安心させるように抱きしめた。


「忍ーーっ」


・・・


「ねぇ、啓。どうして好きって同姓に言っちゃ駄目なの?

僕が言うと、そう聞えないって皆言うんだ・・・」


そう・・・・だよな


俺だけじゃない。


忍のこんな可愛さに惚れるヤツなんて男、女関係ない


でもーー・・・同姓恋愛はよくないやつだっている


俺だってはじめは・・・・


・・・


「そ、それはすっげぇ忍が可愛いからっ!

そう考えちまうんだ!」


でも、今は違う。


俺がそう言うと、忍は笑って答えた。


「僕が可愛いなんて紅にも言われたことないよ。

ーーー・・・啓ってば本当・・・僕のこと好きなんだね」


ああ、好きだ。


それは自信もって言える言葉。


忍、俺は偏見をもっていた。


男が男を愛しちゃいけないなんて頭がそう思ってるだけなんだ。


女と男が愛するのが当たり前って、それが日常だから。


日常を壊そうとするから仲間はずれになるーー・・・。


俺はそれでも・・・愛する人が出来た。


それが同姓でも。男でも。


・・・忍


「もう、引いたってかまわない。

俺は忍のことーーーっ!」


「僕がなに?」


・・・


やべー・・そんな無邪気な笑顔見せられたら


やべーほど汗が汗がっ!


「本気で・・そのっ友達としてじゃなく・・だな。」


何回も何回もつばを飲んだ。


「忍が好きだっ!」


「ありがと、啓。うれしいよ」


ーー!


「それって、つ・・・つまり?」


引いてない?


付き合ってもいいってこと?


忍が見えないっ!!!




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