俺はどうかしてる・・・


胸がくるしいんだ。


相手は男って分かってるのに忍のことを想うと


胸がドキドキして・・・


・・・・


・・・・・・


・・・・・・・・


「わあっ!忍いつのまにっ!」


彼は悲しい目線で俺を見つめていたのだ


「紅とケンカした。何処いけばいいか分かんなくて

啓のとこ来たんだよ・・・」


・・・・俺の思いも知らずにこいつはっ


まったく甘えんぼなガキみたいだ。


あ、子供。この間の紅のこと思い出せば・・・・


そうか、そういうことかーーー・・・。


「啓?」


俺は彼の目線に合わせ腰を下ろした。


「前と後どっちがいい?」


「え?」


「おんぶ?だっこ?それ以外でもいい。

甘えていいぞ?」


「いいの・・・・?」


忍は嬉しそうで太陽みたいなキラキラした眼で


俺にそう言った。


「ああ。」


すると忍はにっぱりと笑顔でこう言うのだ。


「じゃ、かたのりしてーっ」


遠慮も知らず。こいつは肩のりを望んだ。


「わかった。してあげる。」


俺もその願いに答えようとしてニコっと微笑み了解した。


130センチもない彼の体重は


重い様で軽いのが肩にのしかかる。


「啓!重たくない?おろしてもいいんだよ?」



なんだ


「忍、自分でいったじゃん?」


心配なんてしなくてもいいのに


「でも、どうだ?自分の目線みて?」


忍が目の前を見てみると


そこは忍には見たことのない世界。


「わあ、高いよ、啓っ!すごいよ、こんなの・・・っ!」


嬉しそうな、その声はいつもと違い、上から聞える。


紅とケンカしてあんな顔みせられたら思うよ、俺は。


いつも笑って欲しいって。


紅よりも・・・・・もっと。


「機嫌が直ってなりよりだな。じゃ、下ろすぞ?」


「も、もうちょっとこのままがいいよ、啓ーっ!」


「もうちょっと!?」


忍はただをこねた。本当子供みたいにただをこねる。


そんな俺らを紅は見ていた。


「・・・どこいってもワガママばっかりだな。

そいつにも飽きられるぞ?」


・・・・わがまま


忍のわがまま。子供みたいな仕草で可愛く欲する。


俺は叶えるよ。


「いや、俺は別にかまわないんだけどさ」


俺がそういうと、忍はぎゅっと顔を髪の毛に乗せる。


「やっぱり啓のところきてよかった。フフ」


・・・・


「忍。」


紅の怒るような重い声が聞えた。


その声に忍はすぐに俺から降りようとする。


「ごめんなさい紅!おこんないでーっ!」


忍はすぐに紅の腕をつかむ。


・・・


「この間のでこりたと思ったら・・・またお前のとこか。

啓・・・お前になにがあるというんだ?行くぞ、忍」


だけど忍は俺をじっと見つめている


・・?


そして忍は俺の足元に来た


「啓、耳・・・貸して?」


「忍、何してんだ?」


俺は腰を下ろし、忍の目線に合わせた。


「紅が呼んでるけど・・・どうした忍?」


「・・・また肩乗りしてくれる?」


・・・・忍


「ああ、もちろんだっ!」


「やったあ、またね啓っ!!」


そして忍は紅と共に自分のクラスへと帰っていった。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 イラストブログ 挿絵へ

ランキングにほんブログ村 小説ブログ にほんブログ村 挿絵 ランキング