そこには押されたキルの肩をつかんでる
王子の姿があった。
:王子っ!?
:王子・・?なぜ、ここに・・?
「大丈夫、君?」
王子は心配そうにキルに声をかける。
「うん。」
すると、王子はキルをじっと見る。
その眼にたえきれず、キルはおどおどしながらこう言う。
「な、なんだよっ」
「ちょっと来いっ!」
王子はそういうと、キルの手をつかみ
理科室から遠ざかった。
:へっ!?
「あ・・・ギ、ギルド?」
2人きりになれる場所に王子が連れてくると
いきなり振り返り、焦った顔でこう問いかける。
「お前・・・アイツのこと好き・・・なのか?」
:は?
「ただの部活の先輩だけど」
「・・・本当か?」
「うん。」
キルがそう言うと、王子はほっとした表情で答えた。
「なら・・・いいけど。」
:なんだあ?
・・・そういえば闇勝の学園長も来てたってナナが言ってなあ
その帰り、1人で帰ってるとーー・・
どかっと誰かとぶつかった。
キルはしりもちをついてしまう。
:いったあ
「大丈夫っすか?俺は急いでるんで先行くけど・・・っ
気をつけて帰るんスよ?」
そこに居たのは茶色い髪の八重歯が特徴的な男の子だった。
彼はそう言うと、かけあしで去っていった。
:なんだったんだろう・・・あの人?
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