俺はーー・・・キルと両思いになったと思う。

2人で家に帰ろうと足を進めていたら声が聞えた。

セイの声だ。


困った先輩「ちょっ・・まっ!聞いてねーんだけど!」


・・キルを失う代わりに手に入るモノ


困った先輩「ちょ・・王子!助け・・」


「ぼっちゃん!セイ様をーーーっ!」

 

セイ先輩「俺が闇勝の跡継ぎなんてさ!王子じゃねーのか?」


・・・世界的に有名で一言で世界が回るような

大企業闇勝の跡取り息子。

セイはーー・・・父上の隠し子。俺の腹違いの兄・・・


困った王子様「がんばれ、アニキ。」


俺はそう言ってセイの肩を叩いた。

アニキという言葉にセイはぞっとした。


困った先輩「はあ!?」


そこへ出歩いていた父が現れた。


ヤミ「セイ、これは決定なのだよ。

あいつからお前の両親のこと知らせてないのか?」


あいつーー・・?

セイを自分の子供のように育ててくれた店長のことーーか?


ヤミ「キルちゃんが好きなら、そのまま奪っておけばいいものを。

セイ、お前の両親は・・・

この俺とキルちゃんの母姉からうまれた子供なんだよ。

私も最近知ったことだが・・・な。」


ヤミの言葉にセイは唖然とする。

でも、考えてみればヤミ、闇勝社長がやってきた

頭悪いのに少し教わったら出来たり・・・

闇勝学園に入れたのもーー・・ヤミ、本当の父のおかげ。


困った先輩「・・・王子の腹違いだったわけか。」


ヤミ「もっとも、ケイがそのことくっつかないのなら

セイ、お前は私らのライバルだっただろうーー・・

キルちゃんの母姉は光楽の妻だから・・な?」


・・・へ?

光楽って・・・キルの母の姉が光楽の妻?


怒りの王子様「な・・・そんなの聞いてねーっ!

父上、なんてことしてくれたんだよ!闇勝と光楽同士がーーっ!」


ヤミは少々黙っていたがすぐにこう言って

1枚の紙切れをケイに見せた。

それはーー・・婚約届けだった。


ヤミ「これが欲しくないのか?」


それを見た俺は何を言っていいかわからずじまいだった。


困った王子様「俺たち、まだ15だし!それにキルだって・・なー?」


照れる姫君「・・・・・。」


キルは少し紙を見て手を伸ばす。

これがあればケイ君は僕のことーー・・・疑わないんだ。

セイ君ばっかりーー・・僕はもう・・・


ヤミ「男が18?女が16?闇勝にかかれば変わるだろ?」


困った王子様「!!??」


大人な体じゃないかも知れない。

大人な考えを持っていないかも知れない。

大人になりかけてる子供なのに

闇勝はそんなのも変えてしまうーーー・・・