キルと再会した公園に1人俺はベンチに座り込んでいた。
いくら考えても俺の考えは変わらない。
「最悪な誕生日だな・・。」
もう、キルに会わないって決めたんだ。
「ううん・・・これでよかったんだ。これでーー・・」
ケイが最後までいいかけたとき、遠くから声が聞えた。
彼女だ。
「よくない!!」
「お、お前・・・?」
なんで?なんで俺の目の前に居るんだ?
胸の鼓動がくるしくてたまらなくて
逃げ出そうとしたのだがキルがそでを掴んだ。
「は、はなせよ!ばかっ!!」
「いやっ。」
キルはそう言いながら首を振る。
いやの意味がさっぱり分かんないが
俺の顔は真っ赤だろうーー・・
「わかんねーよ、もう・・・」
お前の気持ちなんて全然見えない
「諦めたいのに、どうしておいかけーー・・・!」
キルの目線からさけ、そう言いかけた瞬間
キルの手が俺の顔を抑え唇にやわらかいものが当たる。
驚きと困惑でいっぱいいっぱいだった。
「な、なにして!!」
「信じないならそれでもいい・・・僕が失いたくないのは
先輩よりも・・・ケイ君なのっ!」
・・・
ケイ君なのケイ君なの
頭の中でエコーがかかる。
「だから・・・。」
キルの再びの言葉に我に帰るが顔は真っ赤かのままだ。
「だ・・・だからなんだよ・・っ」
「王子続けて?」
キルはそう甘えた声でそう言うが
キルはそこんとこ分かってないよな・・・・
「・・・。それとこれは別。」
「え?」
俺はみんなの姫じゃない。
キルの王子になりたいだけなんだ。
「キルを姫にさせたのは1人の王子になりたかったから。
ただ1人の王子に・・・さ?」
でも姫と生きてきた俺の15年間は
いつだって思い浮かぶのは・・・
キルと先輩が仲良くしてる姿だけーー・・・
悲しい思いでしか頭に出てこない・・・
それでも・・・
「ケイ君・・?」
そう思うと俺はいつのまにか泣いていた。
キルに声をかけられると俺はそでで涙を拭き
笑って答えた。
「キル・・・本当に俺でいいのか?」
それでも俺はキルと居たかったんだ・・・