キルと再会した公園に1人俺はベンチに座り込んでいた。

いくら考えても俺の考えは変わらない。


困った王子様「最悪な誕生日だな・・。」


もう、キルに会わないって決めたんだ。


王子様「ううん・・・これでよかったんだ。これでーー・・」


ケイが最後までいいかけたとき、遠くから声が聞えた。

彼女だ。


怒った姫君「よくない!!」


びっくり王子様「お、お前・・・?」


なんで?なんで俺の目の前に居るんだ?

胸の鼓動がくるしくてたまらなくて

逃げ出そうとしたのだがキルがそでを掴んだ。


怒りの王子様「は、はなせよ!ばかっ!!」


驚く姫君「いやっ。」


キルはそう言いながら首を振る。

いやの意味がさっぱり分かんないが

俺の顔は真っ赤だろうーー・・


困った王子様「わかんねーよ、もう・・・」


お前の気持ちなんて全然見えない


真面目な王子様「諦めたいのに、どうしておいかけーー・・・!」


キルの目線からさけ、そう言いかけた瞬間

キルの手が俺の顔を抑え唇にやわらかいものが当たる。

驚きと困惑でいっぱいいっぱいだった。


困った王子様「な、なにして!!」


照れる姫君「信じないならそれでもいい・・・僕が失いたくないのは

先輩よりも・・・ケイ君なのっ!」


・・・

ケイ君なのケイ君なの

頭の中でエコーがかかる。


照れる姫君「だから・・・。」


キルの再びの言葉に我に帰るが顔は真っ赤かのままだ。


困った王子様「だ・・・だからなんだよ・・っ」


照れる姫君「王子続けて?」


キルはそう甘えた声でそう言うが

キルはそこんとこ分かってないよな・・・・


真面目な王子様「・・・。それとこれは別。」


姫君「え?」


俺はみんなの姫じゃない。

キルの王子になりたいだけなんだ。


王子様「キルを姫にさせたのは1人の王子になりたかったから。

ただ1人の王子に・・・さ?」


でも姫と生きてきた俺の15年間は

いつだって思い浮かぶのは・・・

キルと先輩が仲良くしてる姿だけーー・・・

悲しい思いでしか頭に出てこない・・・

それでも・・・


困る姫君「ケイ君・・?」


そう思うと俺はいつのまにか泣いていた。

キルに声をかけられると俺はそでで涙を拭き

笑って答えた。


真面目な王子様「キル・・・本当に俺でいいのか?」


それでも俺はキルと居たかったんだ・・・