今日は撮影ーー・・・
なのだが。なぜ、俺はキルの目の前で裸になってるんだ?
しかも・・・キルが俺に抱きついてるんだ?
「・・・・キル。あの、さ・・・。」
そんなに抱きつかれたら、俺ーー・・・
「ブルーガ君。まだ・・・。」
そう言って数分後、キルはいきなり離れた。
ブルーガ君のドキドキすっごく聞える・・・
近くにいすぎたから分かんなかったのかな?
「・・・キル、俺ちょっとだ、台本取りに行って来るっ!」
このドキドキ感知ってる。昔から知ってる気がする。
「あ、うん。」
そして、ケイはキルを1人残し出て行った。
ケイは廊下でセイとすれ違いになった。
先輩ーーー・・俺は先輩に叶わない
そのころ、先輩は1人残されたキルがいる部屋に入ろうとしていた。
ドアの音でキルは彼だと思ったが
「あ、ブルーガ君はや・・・セイ君!?」
入ってきたのはセイだった。
セイはけわしい顔でこうキルに言った。
「姫・・・ううん。ギルド、あいつと婚約するんだってな?」
ずっと姫って呼んでたのに
その言葉にズキンと心にささる
「それは・・・。」
「あいつより俺だと思ってた。」
「え・・?」
顔をあげたとたん、セイは彼女にキスをした。
そのまま押すように舌も入れ、キルは机に居座ってしまう。
「好きだから・・金で抱くのやめたのに・・・。」
「セイ君・・な・・なに?」
なんだか今日のセイ君・・・怖い。怖いよ
「王子に取られる前に俺がする!」
セイはそう言うと、再び彼女にキスをする。
「セイく・・っ!」
そんな2人の姿を帰って来たケイがドア越しから見ていた。
「・・・・。」
ドクン・・・ドクン・・・2人の姿を割り込まず見ることしか出来なかった。
分かってたから・・そのくらい、けれど・・・・
「え・・?」
先輩は服の下からキルの胸をさわる。
「先輩、何処さわって!!」
「ギルド・・分かってないよな?キス以上のこと。
俺が教えてやるよ・・・。」
先輩がキス以上のこと済ましてるのは知ってる。
けど、こんなの・・・・・こんなの
「いやーーーっ!!」
キルはそう叫ぶと、ケイが入ってきたと同時に
キルは先輩を蹴飛ばした。
「キルっ!どうした!?」
「ブルーガ君・・・。」
彼女は涙を流していた。
ケイを見るなり、キルは彼に抱きついた。
「ひ・・・。」
先輩が声をかけようとするが・・
振るえ、泣き、ケイに甘える姿に胸が痛んだ。
「こわかったよぉ・・・。」
「キル・・・。俺がついてるから安心しろ。」
俺はそう言いながらキルの頭をなでる。
なでるたびにぎゅっと掴んでる手力が強くなることに
俺は胸がくるしくなった。辛い思いさせてしまったことに・・・
「姫・・・。」
それは先輩も同じこと。
そんな2人を見て、セイは部屋から出て行った。