困った王子様「はあ・・はあ・・。ココまで来れば。」


俺とキルはファンに追いかけられて路地裏に隠れた。


王子様「本当、やんなっちゃうよな。」


2人は地面に座った。


困った王子様「キルは大丈夫か?」


俺がそう答えると、キルはもじもじしながらこう言った。


照れる姫君「あ・・・あのね。ブルーガ君。キスして・・なんか、不安なの。」


俺はその言葉に吃驚したが、すぐに受け入れた。


照れの王子様「キルーー・・。」


目を閉じながら彼女にキスをする。

目の前は真っ暗で、だけど遠くから俺を呼ぶ声が聞える。

ふたたび、目をあけると・・・・


照れの王子様「・・・・。」


夢・・・だったらしい。


ルルス「早くしねーと、姫たち行っちゃうぞ?」


キルが行っちゃう・・・?

ーーー・・・あ。

そうだ、今日は自由行動だ。キル、一緒に行ってくれるんだ。

キルが俺にあんな事言うわけがない。

・・・夢でよかった。


びっくり王子様「ルルス・・?ちょ・・待っ!変装してから行くから。」


ルルス「あ~・・昨日みたいにならないようにか。」


そのころのキルとナナはまだ旅館の前で2人を待っていた。

キルは騒がれないように眼鏡だけはかけていた。


ナナ「どーしたの、キル?近づかないんじゃなかったの?」


姫君「うん。カメラ・・買ってもらおうと思って。」


ナナ「買ってもらおうって・・・。」


ブルーガ君は僕の欲しいもの何でも買ってくれる。

僕が欲しいなと見つめてると、言わなくても購入するのだ。

どんなに高くても、彼は買ってくれるんだ。


ナナ「あ、王子来っ・・・!え・・なに、その格好?」


ナナは変装した王子の姿に吃驚していた。

そりゃあ、そうである。彼はウイッグをつけて、女装しているのだ。

変装
『変装』 *この画像は僕の世界 用なので服装が違います


呆れる王子様「バレないと思ってさ。」


ナナ「ぐっ、可愛いっ!」


可愛いかな・・


ルルス「ちょい、メイクもしたんだぜ?」


ルルスの言うとおり、唇にグロスがついていた。


困った王子様「く~・・・っ!」