風呂上り、先生がイヤホンやMDの許可を下ろしてくれた。
先生は俺、王子のファンだったらしく、理由を言ったら
すぐに許可をくれたのだ。
コレで歌の練習が出来る。歌を覚えられる。
その時、目の前にサクラが現れた。
「お、おっとケイ前、前!」
俺は前を見ずに聞き入っていた為サクラに気づかずでいたが、
ルルスがそう言いながら俺の肩をつかみ、歩くのを
とめさせた。
「ん?何だ、サクラか。」
「ちょっと・・・話が・・・。」
サクラと2人きりになり、いや・・・
大体の話は分かっていた。
「サクラ・・・俺さ。」
「わかってます!キルの事・・・気になってるだけ
好きじゃないって・・でも、好きじゃないなら。」
・・・俺は
「私と付き合ってください!!」
サクラは顔を真っ赤にさせて、そう言った。
俺は無言のまま、数分がたったと思われた。
「・・・サクラ。それでも・・・俺は。
だからー・・・あきらめてくれないか?」
「そっか・・。」
空気にたえられなくなったのか、
サクラは自分の部屋へ帰っていった。
俺はよく分からないまま自分が泊まる部屋に戻っていった。
そこにはルルスがいた。
「な、ケイ。サクラがお前に話しってなんだったんだ?
な、ケイってば聞いてるか?」
俺は無言のまま机がある座布団のところに座り
考え込んだ。そして、口が開く。
「・・・告られた。あきらめろって言ったけど・・・。」
「そ、そうだよな?王子と姫だもんな?」
ギルドを姫ってつけたのもそういう関係に
したかったからなんだろ?だから、もてても告白受けても
受け取らなかったんだよな?
「・・・な、ルルス。好きってなんだろな?」
「ケイ・・・。」
もしかして、これってチャンスなのか?
ギルドのこと、姫のこと、好きってわからすチャンス・・?
「好きっていうのはな!」
「おう!!」
ルルスはケイに分かりやすいように、説明した。
好き。それはーーー・・・
まるで、ルルスに好きな女がいるかのような説明だった。
ケイはいまいち分からなかったが、それを思いながら
曲を覚えることに没頭した。