それから数日後。社長・・・俺の母が最悪なことを言い出した。
そう・・・K&RでCDを出すということだ・・・。
キルはその言葉にセイに対して嬉しく笑顔で答える
「やったね、セイ君!デビューシングルだって!」
「ありがと、姫。」
「にゃーにゃ~」
姫は先輩に頭を撫でられた。
・・・俺はそんなキルの嬉しい顔を見て、イラッときてしまい
つい、怒鳴るような口調でこう言った
「俺、嫌だよっ!こんな奴と歌うの!!」
「ケイちゃん、おねがい。
K&Sでやってるんだから・・・・ね?」
大体俺・・・キルとしか歌ってないし。
そう思いながらキルをじっと見つめる。
すると、姫は何を思ったのか、自分のほっぺを触りまくる
「なにやってんの?姫?」
「ブルーガ君が僕のこと見てる。何かついてるのかな?」
「さ・・さあ?」
「・・・・その曲、発表するのいつだよ?」
「約2週間後のキルちゃんの誕生日コンサートで。」
俺はすぐに反応した。
キルの誕生日をもりあげる曲なら断る理由なんてなかった
「じゃあ、やる。」
「じゃあって・・・王子。」
横から聞える先輩の声に気づき、俺はギロリと睨み
こう言った
「言っとくけど俺の邪魔はしないでよ、せ・ん・ぱ・い?」
王子の表情と怒ったような声に先輩はビクリと
後ずさりさせるような動きをとった。
セイは分かってるけど、キルは分かっていない。
怒鳴る声に表情。
「ブルーガ君、なんでそうセイ君に当たるのぉ?」
「フン!知るか!!」
自分の胸に聞けっ!って言いたいけど
自分でも分からないーーー・・
「気にしないでね、セイ君。いつものことだし。」
「別に気にしてないよ。分かってるし、そのくらいは。」
ルルスが言ってた。
先輩と組むなんてさ・・・
あいつと組むのが嫌・・・俺は・・・・俺は・・・
「・・・・・・。」
キルは俺の前じゃ笑顔になってくれないのに
先輩の前では笑顔にすぐになるんだ。
気になって仕方がなくて、追いかけた
あの時、あの日見た、笑顔の彼女になるんだ・・・
だから・・・キルがアイツといるのが腹が立つんだ!
「もー中学入ってから、怒りぽくて。」
「そうなんだ。」
セイは察していた。
自分のせだって・・・そんなの分かってる。
それでも、姫はキルはセイが好き。
ケイだって、そんなの分かってる。
もし・・・彼が自分の気持ちを知ったらどうなってしまうのだろう?
好きなのに、諦める?一緒に住んでるのに見ることしか出来ない?
王子はどう対応するのだろうかーー?