キルに会えなくなってキルと言葉を交わせなくなって
もう、1ヶ月がたとうとしていた。
キルとーー・・海行きたかったな
そんな想いがつのる。
ただ、無表情で勉強をしてるだけだった。
「ぼっちゃん、やはり、笑いませんね。」
「うっせーよっいつもこうだったし・・・。
笑う必要ねーだろ?」
「姫といると笑ってたじゃないですか?」
・・・俺はその言葉に困った顔をしてしまった
どうして笑顔だったんだろう?どうして笑顔になれたんだろう
でも、それは
「母さんとの約束だ。」
初めてキルの笑顔を見たときからの約束。
「それだけですか?」
?
「それだけってなんだよ?」
ケイの言葉に少し黙ってしまった。
「・・・。ぼっちゃん、好きな人いますか?」
ーー・・・好きな人
好き。
物事や人が気に入って心が強く惹かれる想い・・・
衝動を抑えきれないまま。自由、勝ってーーー・・・
俺はまだアラタが言ってた言葉に反抗する。
キルのことーー・・・好きじゃない
「いねぇよ。気になってる、それだけだ。」
その言葉に父は考えが変わったのだろうか?
俺・・・キルの家に帰っていいって命令が出た。
「あっちに帰っていいぞ?」
「は?」
「学力も運動もおとってないみたいだしな。」
そういうことじゃなくてさ
・・・なんで、あんな紙よこしたのに戻っていいって言えるんだ?
「ぼっちゃん良かったじゃないですか、大学入試まで入った
じゃないですか?」
ーー・・・そういうことでもないんだよ
キルにどう言い訳すればいいんだ・・・?
心配ーー・・・してるよな?
翌日。今日から2学期なのだが
久しぶりに見かける王子にみんなが集まってきた。
俺は久しぶりに見るキルの姿を見ながら席につく
「ブルーガ君・・・。王子辞めたのかと・・・。」
「・・・ちょっとな、ただの学力検査だよ。
飛び級するほどの学力をな。」
「え、何飛び級するのーーー?」
「しねぇよ。」
驚くキルの声につい、俺はこう言った。
「・・・なんだよ、心配した?」
俺がそう言うと、キルはまた驚いて
こう言った
「え!?ち、ちがうもん!!」
そういうものの、キルは照れながらそう言ったのが分かる。
その顔に俺は笑ってしまった。
姫といると笑っているかーー・・・その通りだな。
「なんで、笑うの?」
「いやー、考え事しててさ、くくっ」
そう思うと俺は席をたち、キルにキスをしていた。
すぐに俺は何も考えずにそうしてることに気が付き
すぐに放れ、真っ赤になってるキルを見る。
ーー・・・自分が何をしたか今分かったのだ。
キス・・なんでしちまったんだろう?
そう思うと俺はカバンを持ち、教室から出てってしまった。
「王子ー?もう、帰るの!?」
俺ーー・・なんで、キスなんて?