クールな君が好き。
遠くでしか見ることが出来なかったキミ・・・

だけど、今は魂だけお化けだけど
僕は信じる 君と過ごした、この時間
ーーー・・・忘れないこの気持ち。


第6章
 「君の声と共に」


大好きな彼女はいない。
けど、これでよかったんだ。元に戻っただけ
何もかもーー・・
南都は浴槽に入りながらそう考えていた

「忘れよ・・・。」

「南。」

そらみみまで聞えるーー・・
でもーー・・

「南・・・」

まさか・・でも居たとしてもどうして今・・?
そう思いながら天井を見上げると
そこには鬼姫がいた。

「南・・俺さ・・。」

「--・・・あがるから出てけ!」

「あ、おう!」

僕がどんな思いで病院をあとにしたか
彼女は分かってない・・・
昼間、あんなに元気だったのに、どうして魂がいる?

「南、怒ってる?」

だったら

「俺がここにいるから?」

「それもある」

「風呂場から出てきたから?」

だったら

「・・体に戻らなきゃ行けないのに・・
どうして僕のそばにいるの?」

気まずいの嫌って自分で言ったくせに
僕は振られた身なんだよ
ーー・・・気まずいにきまってる

「・・それは、その。学校だとお前悲しい顔ばかりする。
笑ってくれない・・・そんなの見たくないんだよ」

まるで彼女の言葉はーー・・

「ここにいれば笑うだろ?お前・・・」

え・・それって約束?
笑ったり・・てれたり?

「でも・・。」

「なに?皆心配してるから帰れって?」

浮遊してる彼女に
僕は真っ赤になりながらこう言った。

「だって、それまるでーーー・・・だよ。」