クールな君が好き。
遠くでしか見ることが出来なかったキミ・・・

だけど、今は魂だけお化けだけど
僕は信じる 君と過ごした、この時間
ーーー・・・忘れないこの気持ち。


第5章
 「笑顔でいて」


今日は夏休み期間にある、登校日。
教室には彼女、鬼姫 葉那の姿があった
やはり、あのままちゃんと元に戻ったらしい・・・

「ひさしぶり、と言っても終業式の時いらい?」

「姫~」

「なに、氷羅?」

「動いて平気・・なのか?」

「まあな~、ここんとこ調子いいんだよなー」

「ふーん。」

鬼姫ーー・・これでいいんだよな
これでーー・・
僕は放課後、いつもの場所で空を見つめている
そろそろ鞄を取りに教室へ戻ろうと思った瞬間
鬼姫と荒田がやってきた

「あ、南。」

「・・・・南。」

「僕・・・行くから。」

鬼姫はじっと階段を下りていく彼を見ていた
そんな彼女をさっしたのか

「・・・葉那?きいてるか?」

「--え?あ・・うん。
なあ、荒田。南ってあんなカンジだっけ?」

「は?あんなカンジって?」

「・・・・悲しい顔ー困った顔ってコト」

「いつもそうだろ?」

荒田がそういうと鬼姫は自分のむなぐらをつかんだ
なんだろう・・胸の奥が・・・

「う・・うぅっ!」

鬼姫はそう言いながら倒れてしまった

「え!?葉那!?調子よかったんじゃねーの!?」

荒田の声に気づいた南都は2人がいるトコロへ駆け走った

「え?もしかしてーー・・」

南都が駆けつくと彼女は倒れ、
魂が体から出てきてしまっていた
なんで・・どうしてーー?約束やぶってないよ?

「葉那・・!しっかりしろよ!あ・・南!葉那が・・・っ!」

「あの・・」

魂が僕に話しかけてきた
だけど・・

「戻れよ。戻れっていってんだろ!」

「・・・。」

「南何言ってんの?」

「何で出てくるの?」

僕はそう最後に彼女にそう言い、
再び階段を泣きながら降りていった
馬鹿だよ・・倒れるなんてバカよ・・・・

「・・・南。」

「なんだ、アイツ・・へんなやつ。」

・・・この体に戻る?
この体に戻ったら・・・この体にいたら・・・

「葉那待ってろ、先生をー・・」

その時、鬼姫の手が荒田の腕をつかんだ

「平気・・帰るか。」

「あ、おう。」

この体にいたら・・・
2人が教室に戻るとまだ南都がいた。

「あ、南。さっきのなんだよ戻れって!」

南はずっとアイツはーー・・
学校の顔・・悲しい顔・・笑ってなんてくれない

「・・別に。」

「・・荒田、あのさ。俺・・甘いもの食べたっけ?」

「え?果物とかたくさん、食べたじゃん?」

「そうじゃなくて・・チョコみたいな甘さなんだよ・・」


「食べてないよ、たぶん。」

それって・・あの時の限定ケーキ?
どうして?想いだけだろ?覚えてるのは
どうして、その記憶覚えてるの?
どうしてーーー・・?