クールな君が好き。
第4章
遠くでしか見ることが出来なかったキミ・・・
だけど、今は魂だけお化けだけど
僕は信じる 君と過ごした、この時間
ーーー・・・忘れないこの気持ち。
第4章
「君への想い」
病院に着くと、そこには聖也がいた。
「あ、南。お前も姫のお見舞いか?
本当、災難だよな・・・終業式にまた、倒れるなんてさ・・。
でも、部屋変わったらしいんだ。」
え・・?
「集中治療室じゃなくて、一般病棟に移ったんだって。
植物状態なのは変わらないけど・・・。
たしか・・・姫の部屋は1人部屋だってさ。
さっき、姫の母親が見えてさ。」
「ふーん・・・。」
僕は聖也と共に鬼姫が眠ってる病室へ歩いていった。
ドアを開けるとそこには氷羅がいた。
氷羅は彼女のそばに近寄り・・・
顔を近づけ、キスをしていた。
「ああーーーーーーー!!」
聖也と魂の鬼姫は叫んだ
「ちょっと、氷羅!」
「あれ・・・見てたのか、聖也・・・、南。」
「なに、キスしてんだよ・・・っ!
文句ある!ちょっと来い!南、留守番たのんだぞ!」
「え・・・。」
聖也はそう言い残し、氷羅とともに病室を出てっていった。
魂の鬼姫は自分の体のそばに近寄り、こう言った
「あーあ・・・キスされちゃった・・。
俺、初キスだったのに・・・もっとムードある初キスがよかった。
しかも・・・氷羅だなんて」
鬼姫がそういうこと言うなんて・・・
外見は男みたいでも中身は本当に女の子なんだ
「じゃあ、誰なら良かった?」
「え・・うん・・・・。」
彼女はそう言いながら下を向いてしまった。
あ、分かってること聞いちゃったか・・
「荒田か、鬼姫の好きな子荒田だもんな。
初キスはやっぱり、その子だよな?」
「・・・だから、それは言ったじゃん。
荒田のこと、振ったってさ・・・?」
・・・じゃあ?
「じゃあ、誰?誰ならよかったの?」
「・・・っ!べ、べつにいいじゃん、誰だって!
女の子には言いたくない事だってあるんだよっ」
「なんだそれ・・?」
「なにそれって・・・あんたのほうがおかしいわ。」
その声は麻奈だった。
麻奈もここに来ていたらしい・・・
「教室でもそうだったけど、あんた1人ごと多くない?」
「俺との会話、見てたみたいだね、麻奈・・・。」
・・・・・
「霊とでも話してるの?霊感強いなら払った方がいいわ。
あたしの姉、霊媒師なの、取り払ってくれるわよ?」
「え・・・でもー・・」
鬼姫は霊じゃない・・・
「ま、いいわ。今度にしましょう」
どうして魂だけになってしまったのは分からないけど
除霊なんて、させない。
消えてなくなるなんて絶対にさせない・・・・。