クールな君が好き。
遠くでしか見ることが出来なかったキミ・・・
だけど、今は魂だけお化けだけど
僕は信じる 君と過ごした、この時間
ーーー・・・忘れないこの気持ち。

君と僕と魂のかけら


第4章
 「君への想い」


戻ったはずの彼女がまた、目の前にいる。

「なんで抜けちゃったんだろうな・・?」

「知らない・・・覚えてないくせに・・。」

僕といた、この時間、なにもかも忘れてるくせに・・・

「・・それは。違う・・。俺、荒田のこと気になってるって
言ったじゃん?だけど、なんか・・・変というか・・・
荒田から告白されたけど、嬉しくなくて・・・」

したんだ・・荒田・・・

「初めてじゃない気がして・・・・
荒田の想い知ってたからだと思う。
告白も・・・断っちゃったんだよな・・・・。」

え・・・断った?
でも・・・
南都は笑いながらこう言った

「変なの。体は覚えてないくせに
魂は覚えてるんだ。僕のこと・・・くすくす、変なの。」

「え・・・あ・・うん。」

初めて鬼姫の前で笑った気がする・・・
告白したことなんて忘れて、僕らは
明日から夏休みに入る。
宿題ももちろん、彼女に教えてもらってるのだが・・・
やっぱりーー・・

「あとで、病院行こう?」

「え・・・?」

「だって、せっかく体の中に入ったのに・・・」

鬼姫は南都の言葉に顔を真っ赤にして
後退りしながら答えた

「それは・・・そのっ・・・だな、南のーー・・・」

鬼姫はじっと僕を見つめるが、すぐに下を向く。
僕も目線に耐え切れず、つい横を向いてしまった・・・。

「い、いつまでも魂がココにいちゃ駄目なんだよ
だから・・・病院行こう?」

「・・・・・・・・そう・・だな。」

戻らなきゃ駄目だよ
僕・・・魂の君を落としたくなるよ・・・