クールな君が好き。
第3章
遠くでしか見ることが出来なかったキミ・・・
だけど、今は魂だけお化けだけど
僕は信じる 君と過ごした、この時間
ーーー・・・忘れないこの気持ち。
第3章
「約束」
「さあ、帰ろうぜ、南!」
「あ、うん。」
そんな姿を遠くで麻奈が見ていた。
鬼姫は僕以外見えないし、声も聞えない
麻奈はそんな僕の姿を見て1人ごととしか見えないだろう・・・
そして夜になり・・・
「こんな姿にならなきゃわかんなかったよな・・・
荒田が俺のこと・・・・っ
俺って男ぽいし、かまってくれないから
なんとも思ってないって思ったけど・・・・。」
・・・
そっか鬼姫と荒田は両思いなのか
「・・・・・よかったな!」
「・・・・・・南は気にしないんだな」
「え?」
僕が疑問にそう答えたら、彼女は
僕の方を向き、こう言った
「なんでもないよ、南。」
にこりと僕に笑いかける彼女の笑顔に
ドキっと胸が高まってしまう
もし、今告わないと一生いえない気がする
たとえ振られる未来でも僕はーー・・・
僕に勇気を告白する勇気を・・・
「決めたよ、僕。」
「え?約束のこと?」
僕はこくりとうなずき、真っ赤になって
こう言った
「聖也や氷羅、荒田だけじゃない・・・僕だって・・・」
「!!」
「僕だってーー・・・っ!」
その先が言えないけど、彼女は察したようだった
「南・・・お前・・・こんな俺のこと・・?
でも、俺・・・その・・・っ!」
彼女は慌てた様子で次の言葉を捜そうとしていた
だけど、僕には分かっている・・・
「そうだよね、だよね・・・っ鬼姫はーー・・・!」
荒田のことが好きなんだ
「え・・っ南、おい・・?」
僕はいつのまにか涙が出ていた。
「南?」
初めっから約束のいうことなんて
決まっていた。
「--・・・・戻って。気まずいの嫌なんだろ?
それに、皆望んでるんだからさ?」
「・・・・。分かった・・・お前がそういうなら。」
彼女はにこっと苦笑いで答えた。
これで・・・これでいいんだよな・・・・