都心に向かうため駅に向かう俺と月羅。

しかし、月羅はいきなり立ち止まった


「月羅・・・?」


「・・・にーちゃん、ウソだよ。」


え?

そして月羅は俺の方に振り返り

こう言った


「嘘に決まってるじゃん!

にーちゃんとかなさんをはなれさすために

決まってるだろ?」


月羅っ


「はーー・・・。」


俺はそうため息をし、哉夜の家へ

帰ろうと足を進める。

だが、月羅がそでをひっぱるのだ


「にーちゃん・・っ!」


悲しくもあどけない表情。

哉とは違う可愛さがそこにあった。


「でも・・・かなさんを好きになったの

ねえちゃんに伝えなくていいの?」


「・・・月羅。」


その通りかもしれない。


「分かった。行こう・・・。」


そして、俺はあんなことが起きるとは知らず、

俺は月羅と一緒に行くことにした。

数時間後、空も暗い頃

彼女の元に着いた。


「ねーちゃん!」


「あら、どうしたの?月羅?

それに響君・・・?」


月羅はにこやかに笑っているものの

俺は彼女の目を見ることが出来なかった。


「にーちゃんが話があるって。」


「そうなの?」


彼女はそう言って俺に話しかけるが

俺は無言だった。

この間連れてきたあの、哉夜に惚れているなんて

どう言えばいいか説明が言えなかった。


「ほら、にーちゃん!」


月羅はそう言って俺の肩を叩く。


「響君?」


彼女のその声に

俺は口を開けるしかなかった


「・・・俺、その・・・。」


言おうと決心した時、いきなり月羅が

俺にキスをしてきた


「んっ!」


その姿に彼女はおどろきを隠せなかった。

俺はすぐさまはなれ、手で唇をこすった


「ちょ・・っ!月羅!なにしてんの!!」


「・・・まだわかんないのかよ、ねーちゃん?

にーちゃんと俺、こういう関係だったんだぜ?」


!!


「何言ってんだよ、月羅!?」


「そーよ、月羅?」


月羅がボソリと俺の耳へ

はなしかけた


「俺、いつまでもねえちゃんのもとに居たくないんだ。

かなさんのこともあるし、こういうほうがいいって。」


・・・・


「なによ、2人して・・・?

響君、嘘・・・よね?だって・・・・。」


彼女の言いたいことはわかっていた。

俺だって、初めの頃はそうだった。

違う、違う。そう思いたかった・・・・

けれどーー・・・


「ごめん・・・。」


俺はあやまるしかなかった。


「響君・・・。月羅・・・もう!しらない!!」


彼女はそう怒鳴って、俺と月羅を家から

出してしまった。


「にーちゃん、どうしよう。」


「どうしようって・・・。」


こんな夜中に電車は動いてない。


「俺のアパートに行くしか・・・。

月羅は謝ればいいだろ・・俺はもう・・・」


別れるつもりでココに来たんだ。

もう会わせる顔がない。

俺はそう言いながら夜道を歩いていく。


「にーちゃん。」


「なんだよ?」


「俺もにーちゃんのとこ泊まりたい。

今日だけでいいから、さ?

ねえちゃん、絶対家に入れてくれないと思うしさ?」


たしかに

彼氏を弟に取られたなんて思ってるわけだし

この兄弟の仲も悪くなったってことか・・・

でもそれは月羅が勝手に・・・


「まあ、今日だけなら・・・。」


俺はそう言って月羅とともにアパートへ行った。