私はベルシナ。
3ヶ月前、私が住んでた惑星が隕石により破壊された。
助かったのは私だけ・・・ってずっと思ってた。
そんな私を助けてくれたのは今、乗ってる戦艦・・・。
私に任されたのは感情を入れるロボット、アガナ。
第5話
「その声は照れ模様」
ベルシナは艦長に呼ばれていた。
「そうか・・もうすぐかも知れないな・・・彼が心を取り戻すのは・・。」
心を知った人間になれる。そう意味だと私はあの時までは思っていた。
「そうだ、ベルシナ君。惑星Cに着いたら新しい人を入れるからね。」
惑星C・・・海が綺麗な惑星。1人嘆いていた。
「あーあーもう惑星Cかあ。私ね、惑星Cで降りるんだ。
ジョーと先輩の先が気になるけど・・契約だもんね」
そう、キイノが惑星Cで降りるのだ。
最後の思い出として
皆で惑星Cの綺麗な海で泳ぐことになった・・・
「お前、本当人間ぽいよなあ・・。」
ジョーとアガナはとっくに海パン姿になっていた。
「・・人間。」
間接の繋がりも見えないロボット・・本当に人間のようだった。
違うと言えば感情を知らないだけ。それ以外は・・・
「いや・・。」
「人間ーー・・・。」
その『人間』という言葉に彼はひどく落ち込んでいた。
「あ、女性軍来た!」
ジョーがそう言うと、
向こうからベルシナとキイノがこっちに歩いてきた。
ベルシナの姿はいつもと違う。髪を下ろし眼鏡も外している。
「お似合いだよ、ねえ2人とも?」
アガナとジョーカーはベルシナを見て黙ったままだった・・・。
「アガナ?どうしたの止まって・・?」
「眼鏡・・髪結んでない。別人みたい。何か、何か・・・。」
アガナはそう言うと、ベルシナの手を引っ張った。
「来て。」
そこは着替えるために使ったであろう、テントの中だった。
「なあ、キイノ・・やっぱアガナって・・。」
ジョーカーはアガナがロボットじゃなかったら先輩は彼に
恋・・してたんだろうなといつも思ってしまう・・。
心のときめきなんて氷ついた心をもつ人間には無理なはず・・
ベルシナはアガナに引っ張られテントの中に入ってしまった。
「どうしたの?アガナ?」
「駄目だよ。」
そうリクが言うと、
そこにあったタオルをベルシナの水着を隠すようにした
「え?タオル?」
「駄目。危険人物が見てる。隠したほうがいい。」
危険人物ってジョーカーのこと・・?
別にジョーは仕事仲間なのになんかリクってば勘違いしてるよ・・
「・・危険人物には見せたくない。」
「え?」
「髪下ろしてるの・・・。」
「・・私、むすんだほうがいいの?」
「違う。」
アガナはそういいながら、ベルシナそばに近づいた。
「その方が似合ってるから。」
彼は照れながらそう答えた。
「あ・・そうなんだ・・・。うれしいよ、ありがとうアガナ!」
ベルシナはニコっと笑いそう言った。
その顔にアガナはちょっぴりビックリした
「あ・・いえ。ずっと前から思って・・・。・・・。」
「え?」
ずっと前って・・下ろしたの今回が初めてなのに・・・
「あ・・。なんでも・・。」
アガナは立ち上がり、テントから出てってしまった。
今のはまるで・・・・?
アガナ・・あなたは本当に似てるだけ・・・?
ーーー・・・惑星Cを離れる今日でキイノと別れるのだ。
最後までアガナはキイノの名前を呼ぶことはなかった・・・・。