第14話
 大好きな双子

夏休みも終わり、新学期。
景は心を紛らわすために図書室に居た。
なんで俺なんか好きになるわけ?
そう、1人にこもってー・・・
本でも読んで落ち着かなければ・・・っ


「大体、姫は昔から零が好きで・・・
俺は叶わなくて・・・好きなのに俺だって昔から好きなのに・・。」


景はボソリと言った


「姫の事・・・・・・。」


その言葉に遠くからガタリと物音が聞こえた。


「だ、誰!?俺、1人じゃなかったの!?」


やばい・・っ聞かれた・・・っと音が聞こえた方へ向くと
隠れていた人も本棚から出てきた。それは


「あ、姫・・。今の聞いて・・・。」


びっくりした目で彼は姫を見た。


「うん・・。聞いたよ。私の事好きだって・・・。」


「えーっとそれは・・・。」


真っ赤になる零に姫はだんだん近づく。


「嫌いじゃなくて好きだったんだ。」


そこまで嘘つく事ないのに。


「あ・・。」

「私、零君よりも大好きだよ景君。」

その言葉に彼はびっくりし、振り返り頭を本棚にぶつける


「嘘だ、嘘だ!!ありえんぞ、そんな言葉。」


そして、崩れ落ちる


「・・・・。」


「だって俺よりも零のほうが好きなはずなのに
ずっと零しか見てないって思ったのに・・・・・。」


だから・・・これは夢・・なんだ。


「景君・・・。」


座ってる景に彼女も座り、近づく。


「・・・賭けは大好きな人に私からキスする事・・・。」


「え・・・・。」


ギクリと心臓が揺らぐ。そして、姫は彼にキスをした。


「のわわわわっ!!!」


景はびっくりしてすぐに彼女から離れた。
姫からキスしたって事はレイじゃなく俺?
本当に好きなのか、俺が

「もーっ!」


「景君、照れてるの・・・?」


彼は両手で手を隠していた。


「知るか、馬鹿!」


「聞いてよ・・・・・。」


私の思い、聴いてくれなきゃ・・・


「ききたくなーい!」


景は両耳を塞いでしまう。
はずいんだよ、

大好きな人から好きって言われてキスまでされて・・・


「どっか行っちまえーもーっ!」


「そ・・・。じゃあ、私、帰るから・・・。」


姫は立ち上がり、図書室から出てってしまった。
嬉しすぎて、何言っていいかワカンネーよっ!!
ドキドキのバクバクの心臓音が大きくなるばかり・・・


その2へ続く


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