景は図書室に居た。頼まれた本を返しに来たのだ。
中学と違ってパソコン、本もいろいろ置いてあった・・・
彼はいろんな本に没頭していたが


「あ、本・・元の場所にもどさねーと・・。」


と、本を棚に戻していく。


「あと、そこか。」


最後は背伸びしても届かない高い場所。
なのでハシゴを使って本を戻そうとするが、その時


「景君。あの。」


姫の声に気が付いて彼が振り向いた


「え?」


瞬間、景はハシゴから落ちてしまった。
景はアイの上によつんばいになってしまい・・・


「あ・・。」


キス出来る距離・・・じゃなくて!


「わりぃ!わざとじゃ・・・。」


と、言いながら景は姫から離れようとするが


「景君?」


と、止まり、景を見る。


「え?なに?」


彼は気が付いていないらしいのだ。
頭上から本が降って来ることを。
彼の頭に 本の角が直撃、彼は衝撃で景は前へ行ってしまい・・


「景く・・・ん」

彼が気が付いた時には遅し、2人はキスをしていたのだ。
すぐさま景は姫から離れ、本を戻し


「それじゃ。」


と、姫に言って図書室から出てってしまった。


「あ・・行っちゃった。写真部入るの・・言うの忘れちゃった。」


・・・と、唇を触る彼女。景とした感触が今でも思い出す。
どーしよ・・キスしちゃった。
避けれたはずなのに、私・・・何やってるんだろ?
ドクン・・ドクン・・と大きくなる心臓の音。
どうしよう どうしよう どうしよう
景は男子トイレに駆け込んでいた。


「居ないと思ったらトイレに居たのかよ・・・景。」


声かけてきたのは、零だった。


「俺・・顔まっかだよ・・。」


「なんで?」


「唇にキスしちったんだよ・・・。」


「誰と?」


「姫・・・。」


その相手の名前にびっくりする零。


「事故・・だから だからどーてことないから。」


そう言って、景はトイレから出てってしまった。
景・・・顔、真っ赤って言ったじゃねーか・・・・
どーてことあるかよ・・・
ーーー・・・そう、事故なんだ・・・
姫にとって俺とのキスは初かも知れないけど
あの10年前のあの時以来キスなんてした事なかったから
ドキドキが止まらない・・・。
そして、放課後。
写真部に入った景は遥に写真を撮られていた。


「もー入部してくれたのはいいけど・・。違うポーズしてよ。」


彼は今もあのキスが頭に浮かんでぽけーとしていた
そこに紀羅が割り込んできた。


「景くーん。言っとくけど、零君も姫も入部したから
来ると思うよ?」


その言葉にすぐさま紀羅の方に振り向いた。
マジ・・かよ。今は姫の顔見たくないのに・・・・


「えっと、違うポーズだよな?」


「うん。」


と、遥が言った瞬間、ドアが開いた。


「あ、景くん・・なんで・・っ。」


と、びっくりしながらも赤くなってる姫が来た。


「やっぱり居たか。お前の性格じゃあ入るわな。」


零も一緒にやってきた。


「えっと、カメラ、カメラ。」


零は景の元へ、姫は零を避け、遥の元へ歩いていく。


「お前さ、・・・・。」


だけど、姫はカメラをもちこけてしまう。


「レンズ割れてたら、弁償だよ、姫?」


「はひっ。」


「あーもうちゃんとレンズ外して?」


「はひっ。」


いつもと何かが違う姫・・・


「なんだよ。」


「あいつ、見てみろよ どうようしてる。」


「・・違うだろ?俺、先帰るわ・・。」


どうようしてる・・か。なわけないよな、姫ーーー・・・