そして卒業式・・・
「あーあー、なんかさっぱりしないねー・・。零と姫は?」
と、桜が景に声をかける
「知るか!俺に聞くな。」
「えっと・・零のボタンは姫に行くじゃん・・・。」
「俺のは誰にもやらんぞ?」
と、景は言う。そこに良夜がやって来た。
「へ?なんだよ?」
「良夜、ボタン頂戴。あげるヒト居ないでしょ?」
「オ、オレ?たしかにあげる人居ないけど、さぁ。」
いいのかよ・・・
ーーーーーその頃の零と姫は・・・
「零君。第2ボタン頂戴。」
と、姫が言うと零は口でボタンを外した。
「やっぱさ・・。」
そして、零からキスをする
「ん。」
「駄目だよな・・・。好きなのに・・こんなに思ってるのに。」
姫は景の事きっと・・いや、いつか絶対好きになる。
だから、オレは決めた。
「なんか、やりきれねー!今日言おうって思ったのによーっ!」
「え?」
だから、オレは決めたんだ。いくら姫がオレを好きって言っても
それはセイの事全然見てなかっただけのこと。
「別れない?」
アイツのこと、ちゃんと見たら姫は俺じゃなく、景の方に行く。
「え、なんで!!」
もう俺らの為に心も体も傷つける弟なんか
見たくないんだ・・・・ だから、別れよう・・姫。
別れるって・・零君私の事・・・っ!?
「お前が本当に俺の事好きならお前からキスしてくれるはずだろ?」
「そ、それは」
恥ずかしいから・・・で
「勝手かも知れないけど・・・景か俺か賭けてる。
どっちにキスするか・・。」
「零君、私・・・っ」
賭けてるなんて・・私は・・・
「私、零君が好きなの!景君じゃないのっ!」
景君じゃないんだから・・・っ
その言葉に零はドキっと顔も真っ赤になる
「だって、景君とするなんてありえないもん!」
あのキスだって夢・・なんでしょ・・?
ありえないか。そんなこと言ったらアイツ、もっと
体も心も傷つけるよ・・・。
「姫、俺らが別れたことは世間に内緒だ。
景には俺から言うから。」
零君・・本当に別れちゃうの・・?
「今は見逃してやるよ。俺か景か高校で決めてやる。」
勝負は決まってる。あの時に言った負けはこの意味である。
ーー・・相変わらずにモテてる景・・。
「だから、やんねーと言ってんだろ!?」
「ちょーだい。景君のボタン。」
とやって来たのは紀羅だった
「別中のくせにきやがって・・・。」
「好きな人居ないくせに?」
と、景の元に歩いていく
「う・・・。」
ぽーっとなる紀羅。キスしようとする前触れだ。
「へ・・?」
でもキスじゃなかった。袖のボタンを口で取り始めたのだ。
「その他のボタンならカンケーないじゃん?」
「その手があったか。たしかに零、全部なかったし。」
姫が居るのに・・付き合ってた女にあげたのか?
「第2ボタン誰にあげるの?っていないか・・。」
「いてもあげないから・・。」
そう、あげちゃだめなんだ・・・
俺の大好きな姫には彼氏がいる。俺の兄、零だ。
「ふーん、いてもあげない主義?」
「なっ。」
零が後ろから話しかけてきた。
「姫、貰っちゃえば?さみしーよ?第2だけあるの。」
「・・・。私が貰っていいのかな?」
「幼なじみのよしみでさ、取っちゃえよ。」
その方がお前も景も嬉しいだろうだからな・・・
「なら、貰っちゃおうかな?」
「なに勝手に決めて・・っ俺は誰にもやんねーぞ!!
第一、お前零のボタン・・。しかも彼女なのにさ。」
あっ・・零君の彼女じゃなくなちゃったんだよ?
でも、私・・・・
「うん。貰った。でもね、どっちも大切な人だから。」
大好きだから、2人が零君、景君 双子が大好きだから
「だから片方なんて嫌・・。」
と、姫は口で景の第2ボタンを取る
「零・・・・姫に何か言ったか?」
まだ俺は知らなかったー・・零が姫と分かれたことも
「うーん。ちょっと賭け事しただけ。
ま、お前は無視していいから。」
零に俺の気持ち気づいていることも。
「なんだ、それ。」
あのかけごとが姫にとって、悩ませる事になることも。