第9話
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姫が俺の事気になってるなんて、ありえない。
図書館で勉強してる景はそうおもいながら帰っていった
「あー、やだやだ。姫もそうじゃん。」
零と姫は双子の部屋で勉強をしていた。
「そーだけど やるったらやるのー」
「景と違って頭悪いの、俺は!!」
「ふ、双子なんだからなんとかなるよ、零君は!
運動は2人とも上手いんだからっ!」
だが、零はため息を出す
「問題は私・・だよ。」
そこへ図書室から帰ってきた景がやってきた。
「あー、疲れた。」
2人に気づく景
「めずらしーじゃん。おめぇらが勉強なんて、さ。
ってなんで姫の部屋でやんないわけ?
俺らケンカしてるの分かってこっちの部屋でやってるだろ?」
その言葉に零は机に頭を下ろして考えてしまう
「実は・・その。3人一緒に同じ高校行きたいなーんて。」
と、提案したのは零君だったけれど
「駄目?」
「ヤダ。」
と、景は即答で答える。
「なっ・・・っ!」
即答の答えに零はガバッと頭をあげ、景にそう言った。
「景君・・。」
時々・・景君の考えてること・・分かんなくなるよ。
「お前らと行くってことはさ、俺ランク下げろって事じゃん?
どれだけ下げればいいわけ?だから、行くわけねーじゃん。
幼なじみもコレで終わりって事だな。」
姫と一緒の高校なんて行かない方がいいんだ・・・
「・・・。」
無言な零はいきなり立ち上がった
零は立ち上がり、景のもとへ
「なんだよ。」
「零君?」
そして、カーテンを開けベランダへ出る。
「なんでベランダ出るの?」
2人も後を追う。そしてーーー・・
「ごめんっ」
と、零はお向かいの姫の部屋に向かってそう叫んだ。
「れ、零君」
やっぱり言いやがった・・。
ケンカしたら向こうに居る姫の部屋に向かって
いつも2人でそう言ってたもんな?
「ぷっはははっ!」
景はいきなり腹をかかえ、笑い出した。
「なんだよ、それ。お前からケンカ振って
自分から謝るのかよっ!あーおかしい。腹いてーっ」
「うっ・・。そ、そんなに笑うなよ、景。」
「もー、わ、分かったよ。教えてやるから
さ、3人で同じ高校行こうぜ?」
「うん!」
と笑顔で言う姫
「へへへ。」
そして、発表・・・2人は受かっていた。
「いえーい」
とりあえずは受かったけど・・すべりこみで・・・
「俺のおかげだな・・。2つもランク上げたもんな。」
でも、3人で行くの、ちょっと後悔してたり・・
「景くーん。」
お前なら有名進学行けるって言われた時はね、揺れたけど
「また3人で登校出来るね」
姫のこの笑顔見れたから有名進学行けなくてもいいかなって
「あ、ああ。」
思ったり。
「よし、これで正々堂々戦えるな!」
「な、何が?」
「いーから、いーから。負けは決定してるから、いいの!!」
姫がお前のもとに探しに行った時、俺は確信したんだ。
彼女はまだ分かってないと思うけど、姫はきっと・・・
俺よりも好きな男が出来た事に気が付いていないんだ。