今年もやってきたこの季節・・・
草むらにはほたるがたくさんいて、綺麗でたまらなくて・・・
「・・・・・。」
彼はそんな草むらをじっと見つめていた。
「・・ヴィル君?ヴィル君なの?」
そこにやってきたのは1人の女の子だった。
「カナっ・・ってあれ?お前・・・背高くなったな・・?」
「ヴィル君・・ヴィル君・・」
「ん、だよ?泣くことーーー・・・」
ヴィルが彼女の顔をさわろうとした瞬間、
通り抜けてしまった・・・・・
「え・・なんで・・・なんで?なんで、
俺の体・・っ!俺の体・・どうしまったんだよ」
ヴィル君は覚えてないんだ・・・
「カナ・・俺・・っまさか・・この世にいないのか?
カナが背が高いのも分かるな・・。俺だけ時が止まったんだ。
じょうぶつせずにここを歩いていたんだーー・・成仏せずに?」
俺が成仏できない理由・・・
「カナ・・俺が・・・後悔してることって一体・・・?」
「え・・・?」
たしか俺は・・・彼女にこう言うはずだったんだ
「カナ・・俺と・・・結婚しよう。」
「ヴィル君・・・私・・・その・・・っ」
「あ、わりぃ・・・死んでるやつの告白聞いても、な。
でも、俺、ずっと好きだったんだ。」
ちがうの・・・ちがうの・・・・
「違うの!!死んでるのは私なのっちゃんと足見てよっ」
ヴィルの目が彼女の足元にいくと
彼女の足はあきらかになかった・・・
「か・・・っ」
「カナ・・・っカナ・・っ俺は・・・・」
気づいたらあいつはいなくてーー・・
俺がもっと早く告白してれば彼女はきっと・・・・・
俺と一緒に人生を歩んでいたのかも知れないのに・・・・
おわり



