それから数日後・・・今日は林間学校だ。
泊まる家のまわりは木だらけ、ひそかな風が涼しくさせていた。


マイ「最近ケイって変だよね~」


「そうそう、なんか、ぽけーとしてる」


ケイに告って来た女どもが遠くで
地面に座るケイを見ながらヒソヒソ話をしていた。
ぽけーとしてるのはキルの事を考えているからだ。

そこへ、彼の視界に
誰かの靴が・・・ケイが顔をみあげると、そこには・・


びっくり王子様「な、ギルドっ」


あわててケイは立ち上がるが、

つまずきキルによりかかってしまった。


真面目な王子様「ごめ・・っ」


っといいながら顔をあげるケイ。
目の前には忘れられない、あの彼女、

たまらなく彼は聞いてしまった。


真面目な王子様「・・・。あのさ。か・・彼氏いる・・のか?」


好きな人はいるって知ってるけど、
そいつと付き合ってるなんて聞いてないから、
つい言ってしまった。

彼女はびっくりしながら、こう答えた。


照れる姫君「え・・あ・・いないけど」


・・え?い、いないんだ!!じゃあ・・っ!!

真面目な王子様「俺の彼女になってくれ!」

つい、彼女に告白してしまった・・・
突然の告白にとまどう、キル。

そして、自分に指さした。


困った王子様「そ、そう。」


真っ赤になりながら、答えるキル。


困る姫君「な、名前知らないし・・・・・。」


そういえば・・


笑顔の王子様「あ、俺は4組のケイ・ブルーガ。よ、よろしく。」


困る姫君「えっと・・。」


彼女が次の言葉を言おうとした瞬間・・・


ヒロ「ケイーー・・!」


彼の名をさけぶ声が聞こえた。
彼の友達、ヒロだった。


ヒロ「ってケイ。もしかして・・・」


ヒロはキルに聞こえないように、ケイをかかえた。


ヒロ「さっそく、告白か?」


怒りの王子様「ばっ・・・!!」


ヒロだけには自分の思いを伝えていたのだ。


困る姫君「あの~?」


キルはどうすればいいか、つい声をかけてしまった。


ヒロ「ケイ、でもさ言い忘れてたけど・・・あいつ・・・。」


びっくり王子様「・・え?」


ヒロがケイに言い忘れてた事とは・・?
ヒロはそう言って、2人から離れていった。


呆れる王子様「・・ごめん。さっきの告白忘れて。」


いきなり、あやまるケイ。

泣きの王子様「お前の好きな男って、ヒロ・・だったんだな。

無理って事じゃん。」


困る姫君「え・・?」


そう、さっき、ヒロが言い残したのは


ヒロ『でも・・ギルドって俺のこと好きだから告白しても無駄だぜ?』


ヒロはキルと同じ小学校だった。
その時にキルがヒロを好きなんて知っていたらしい。


泣きの王子様「じゃっ!」


彼はそういい残して、走って行ってしまった。
俺・・馬鹿みたい・・結局は・・片思い
手をにぎりしめ、なんて、思いながら走っていった。
誰かが俺の腕を掴んだ。


王子様「え・・・?」


キルだった。


照れる姫君「あ、あれは・・あの人の事好きって言ってる人を
応援しようとしたら・・そう言われただけでーー・・・。」


え・・?じゃあ・・?


困った王子様「そ、そうなんだ。」


掴んだまま、はなさないキルにどきどきしながら答えた。


王子様「じゃあ、本当にいないんだな・・?」


彼女はうなずいて、こう言った。


照れる姫君「だから・・その。君の事・・もっと知るのもいいかなって・・。」


え・・?


真面目な王子様「それってー・・俺と付き合ってくれるって事・・?」


照れる姫君「う、うん。」


キルがそう言った瞬間、彼は彼女のほっぺにキスをした。
ーーー・・そして、進級。
べたべたするケイに
2人が付き合ってることは学校中の噂になっていた。
もう、絶対にはなさない。
どんなにに泣き虫でも、こいつが俺の初恋だからー・・・



おわり

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