クールな君が好き。
運動も勉強も出来る君に僕は好きになっていいのだろうか?
だから・・・遠くから見るだけで良かった。
なのにーー・・・どうして・・・ここにいるんだ?


第1章
 「魂は僕だけの時間」

オペが成功したのはいいけれど意識がない。
集中治療室にいるからだ。

「鬼姫・・・・意識戻って・・・」

会いたくて会いたくて、そんな衝動が胸につのる。
そう自分の部屋のベットに座りそう思っていた。
ふと、上を見てみるとそこには・・・

「南・・・・」

「鬼姫!?」

そう、そこには鬼姫の姿があった。
しかし、どう見ても空を飛んでるようにしか見えない

「なんかさ、お前の近くじゃなきゃ駄目みたいでさ?」

そうなんだ・・・

「お前から離れると・・・」

鬼姫はそう言いながら、僕から離れようとする
すると、鬼姫の姿が少し消えかかった。

「うっ。」

「え?あの・・?」

「平気。俺、お前から離れないからさ?」

・・・・・
その言葉にドキっとした。

「はなれたら、この魂が消えて、俺も死ぬことに
なるから・・・な。」

「じゃあ、なに?」

「ああ、俺の体病院だろ?」

僕が言おうとした事を言ってくれた鬼姫に僕は
笑顔をみせた。
学校ではポケーとしていて笑顔なんて見せたことのない
僕だけど・・・鬼姫の前なら、好きな人の前なら笑顔でいたいって
そう思うんだ。

「・・・。お前しか俺をみることができないみたいだけど・・。」

だけど、鬼姫が僕の近くに居たら
この想いを言ってしまう気がして・・・・

「明日、日曜だし。だから病院行こう?戻るって。」

「・・・わかった。行こう。」

鬼姫はそう言うと、僕の手をつかもうとする
しかし、その手はスカっと僕の手をすり抜けてしまう。
鬼姫の体は魂だ。
触ることの出来ない体だったのだ。

「あ。」