毎日のように勉強を教え、風呂は一緒に入り、夜はベットで・・・
なんて毎日をかなちゃんと送っていた。
そんなある日、かなちゃんの部屋で勉強してると
玄関の方からとある人がやって来た。
髪はロングで眼鏡をかけ、白いコートに黒いハーフパンツを着た女性。
彼女はすぐさま家に上がりこみ、こっちにやってくるのである。


「哉~、いるかな?」


・・・かなちゃんのこと、探してるみたいだけど


「なにしてんの?かなちゃん。」


当の本人はベットに潜り込んでいた。


「あの人、前に言った家庭教師の人だよ、やーくん!」


え・・・?
勉強を教えてもらってる、例の女?


「・・・へ~。」


「やーくん、俺がここにいること言わないでくれよ?」


へ?どういうこと?


「・・・別にいいけど。」


「絶対だぞ、こ・・・恋人のたのみだからな!」


恋人・・その言葉にじーんと来てしまう。


「お、おう!」


そして、この部屋にその彼女が尋ねてきた。


「哉~・・・ってアレ?あなたは一体?」


「哉夜なら居ませんよ。」


「・・・私はあなたのこと、聞いてるんですけど?」


・・・・・
たしかに、探してる彼の部屋に居る俺を見たら聞くよな・・・。
俺はチラリとベットを見た。
俺も知りたい。
かなちゃんとこいつの関係・・・。
ただの家庭教師じゃなさそうだし・・・。
ふたたび、彼女の方へ向き、こう言った。


「俺は夏休みの間だけ、ここに居さしてもらってるんだ。」


「なるほど、友達って訳ね。」


・・・その「友達」に反撃したかったが、大事にはしたくなかったのだが
その言葉にかなちゃんが反応してしまった。


「友達じゃな~い、恋人だ!」


ベットから出て、彼は彼女にそう言った。


「かなちゃん・・・。自分で言ったくせに。」


「哉~探したわよ」


と、彼女はかなちゃんを抱きしめる。


「やめっろ!」


すぐさま彼は突き飛ばす。


「俺にはやーくんが居るんだ!」


そしてかなちゃんは俺の腕をギュッと抱きしめる。


「・・・やーくん。って・・・いつも話していた、彼?」


話していたって・・・かなちゃん、俺の事なんて言ってたんだ?


「そう、だよ。」


彼がそう言うと、彼女はじろじろと俺を見る。


「な、なんでしょう?」


「あなた、本気で哉の事、思ってるの?」


「もちろんです。」


俺はすぐさま、そう言った。
その答えは考えるまもなく、言えるのだから。


「やーくん。」


彼女はそんな2人を見て、嫌気がさしたのだろうか?
深く、ため息をして出てって行った。


「・・・行っちゃったな。」


「だね、やーくん。」


あんな露出してる、あの彼女もきっとかなちゃんの事が
好き・・・だと、俺は推測する。
今まで家庭教師を辞めなかったのも、そういう理由だと思う。
だけど、かなちゃんにとって、せまってくる女は怖かったと言っていた。
何をすでかすか分からない恐怖感を味わったという。
あの人が来るたびに怯えて勉強を教えて貰ったらしい・・・
が、全然はかどらない為、俺を呼んだらしいのこと。
ただ、俺に攻められるのは全然怖くない。
男だから、じゃない。昔、遊んだ記憶が楽しかったから。
その記憶が脳に植えつけられていて、
一緒にいたい、何されても友達でいたい、そんな感じらしい・・・。


「・・・・やーくんの方が可愛いね。」


ニコリとかなちゃんは微笑む。


「あの女よりは、だろ?俺はかなちゃんの方が・・・。」


「え?」


「い~や~、なんでもない。」


自分の顔見てみろよ・・・
男でも女でも惚れる、お人形さんみたいな男の子ってさ。