最近、キルの様子がおかしい。
仕事場での休み時間、家での休憩・・・
みるたびに本をよんでいる・・・・・。気になって俺は声をかけた。
「キル、最近本ばっかよんでねーか?マンガ本だと思うけど。」
「勉強してるの!テスト・・・最下位から出るの!」
・・・・はあ?
「期末テスト最下位脱出!?絶対無理だろ?!」
1学期期末テストまで1ヶ月もねぇよ?
脱出してどうする?
バカな頭はバカなままだろ!?
「無理じゃない!そしたら先輩ともう1回付き合うの!!」
・・・何?
「別れたのか?」
「ブルーガ君が言ったんでしょっ」
言ってねぇし!
キルとして見れないなら・・って言っただけだし!!
キルの様子が変だと思ったら、そういう事か~・・・・
なるほど・・・でも
「~~っ!でも、俺は教えないね!」
脱出したら、またキルは先輩と付き合ってしまう・・・。
「教えなくて結構!」
だいたい、俺・・・
「お前の誕生日コンサート準備で忙しいの。教えるヒマねーよ。」
「僕、参加してないよ?」
あ・・・
「・・今までお祝い出来なかったし・・・。」
誕生日、知らなかったし・・・。
「やらなかった俺も悪いけど・・・。せいだいにやろうって・・・」
けれど、このコンサートはキルには秘密なはずなのだが
言っちゃった・・・。
バレたことに俺は赤くなり、テレながら言っていた。
「お前は当日来ればいいんだって。ま、当日の楽しみって事だ。」
そして、・・・コンサートのチケットが出来たので
キルが学校でナナとサクラにチケットをあげていると・・・
外野が頂戴、頂戴とせがんでくるのだ・・。
俺も仲の良いやつ以外はあげはしなかった・・・。
「あっルーリング君っ」
キルがアラタを呼んだ。・・・え?アラタ?なんで・・?
「来て!」
「え?」
キルがそう言うと、彼の手を引っ張っていく
そして、教室を出て、俺の見えない方へ走っていく。
「ん、だよ自分から手をつなぐなんて・・?」
姫ってばれる前はみんなから、さけられていたと言うのに・・・
「さあ?」
な~ん~か~むかつくなああ!!
俺はアラタが1人で帰ってきたのをみはからってアラタを連れ出した。
そして、むなぐらを掴み、突き出した。
「お前っ」
アラタはくるしまぎれに、こう俺に言った。
「王子・・おまえさ、ギルドの事・・っ好きだから俺と居るのイヤなんだろっ」
その言葉に俺はすぐさまアラタからはなれ、背を向けた。
「誰があんなやつ!」
誰があんなヤツ好きだって・・・!?
「昔から俺がいなきゃなんも出来ねーし!」
すぐ・・俺にたよってたし・・
「バカであほで好き嫌い多いし!!世話やける!」
考えるほど・・俺は悲しくてたまらなかった。
好きじゃない、好きじゃない・・・
そう、自分に言い聞かせてるようだった・・。
「気になってずっとあいつのこと目で追ってるだけで・・。」
アラタはケイの言葉をぽかーんと聞いていた。
そして、俺はアラタにこう怒鳴った。
「だから・・好きじゃねーよ、分かったか!!!」
「お、おう分かったっ」
お前が恋ににぶいことが・・・っ
「フンっ」
俺はそう言って王子の撮影のため事務所に帰ることにした。
俺は脳に言葉がよぎる・・。俺がキルの事・・・?
「誰があんなヤツ・・っ好きって思ったって・・・どうせ片思いじゃねーか!
そうだよ!あいつは先輩にぞっこんなんだっ本当、ムカツクあのバカ女っ」
ブツブツと石をけりながら事務所に向かう。
・・・・・・。
「・・なんで、こんなに腹立ってんだ?」
彼は自覚していないのだ・・・。
それがやきもちという事も・・キルに恋してることも・・。