約束
『哉夜からキスや抱きいたりエッチい事するの禁止』
なので哉夜で遊ぶことにした。
勉強中にいきなり、哉夜をじっと見つめたり、抱きついたり・・・・
そのたびに哉夜は下を向いて無言で避ける。
避ける理由わかってるんだけど・・
「やーくん・・あのさ?」
哉夜が下を向いてそう言った。
「そんなに約束やぶってほしいのか?」
え・・?
「そうじゃねーよ?」
ただ・・・
「お前がどこまで我慢できるかな~って。」
・・・・・
「ばかーーーーっ!!!!」
・・・・
グーでなぐられた。
まあ、当たり前か・・・。
そして
「キスしろ!キスしろ!」
とせがんで来たのだ・・・・・。
たしかに哉夜からするなとは言ったけど・・せがんでくるとは・・・
まあ、俺も朝キリだし、そんな気持ちで軽々しくキスをした。
「よーし、期限まで頑張れる気がしてきたー」
哉夜はそう言って背伸びをした。
まったく・・・・
「期限までじゃなく、俺が帰るまで勉強ガンバれよ・・。」
俺がそういうと哉夜は口を開けたまま俺を見つめ、
しばらくしてから机に向かう。
「やーくん、夏休みだけだもんなあ・・。」
悲しくそうつぶやいた。
哉夜はあれから普通の男の友達みたいにせっしてきた。
ベタベタもしない、キスしてなんてせがみもしない・・。
ただ、分からない問題を教えてと下を向きながらそう言うだけ。
俺が帰るの寂しいくらいに辛いのだろう・・・。
約束の期限が終わりまであと、2日。
あの朝食の時間がやってきた。
俺は無言で食べ、ちらちらと俺のほうを見る哉夜を無視していた。
そして、食べ終わり、哉夜とともに今日も勉強会を開く。
「今日は数学にするか。」
時間はたっぷりある。
ゆっくり、ゆっくり教えればいい。
「やーくん、俺、やっぱ同じ大学行けない。」
「え?」
「あの彼女と同じ大学でしょ?進路変えろうぜ?」
・・・たしかに彼女と同じ大学を希望する。
哉夜、やいてるのか、それとも一緒にいたくないのか?
まだ彼女と別れてない身だ。
もし、分かれたら元カノと一緒に通うことになる。
「平気・・だって、な?哉夜?」
俺はそういって哉夜の頭をなでる。
「やーくん。」
「さ、勉強!」
頭にある手を下ろし、そう言った。
哉夜が心配することじゃない、俺が一番心配することなのだ。
そんなコトを思っていた数日後の夜
1つのメールの着信音がなった。
相手は彼女からだった・・・・。
退院したってことだとメールに書いてあった。
彼女からのメールを見るたびにおどおどする。
別れを切り出すのが怖いのだ・・・。
「哉夜、あのさ・・・1回帰っていいか?」
「え?」
「俺・・・ちゃんと言うことにした。」
彼女と別れるって
すると、哉夜は俺のそでをつまんだ。
「いくなよ、やーくん。夏休みの間やーくんは俺のなんだ!」
・・哉夜
たしかにその通りだ・・。
「そう、だよな。昔の友達も同じ大学来るって言うから教えるって
言ったら彼女も受け入れてくれた。夏休み、
友達の所に行っていいよって承諾もらったんだ・・。」
「やーくん。」
「哉夜、楽しい夏休みにしような?」
夏休み終わってからでもそう、言ってもいいよな?
「うん!」
哉夜はそう言って俺に笑顔をみせた。
なぐられたきり、あの可愛い笑顔をみせなかった彼がみせたのだ。
哉夜・・・可愛いな
そう思ってるといつのまにか俺は哉夜をギュッと抱きしめていた。
あと2日、あと2日・・・そしたら俺はどうなってしまうのだろう?