哉夜のコトが好きだ。
このコトは胸にしまっておこう・・・っと思ったのだが・・・・


「おっはよ、やーくん。」


目を開けたとたんに唇を奪われ、あの笑顔でそう答えるのだ。


「・・・・おはよ。」


哉夜とキスしたかった、その衝撃がすぐに救われた。
けれど、いきなりのため彼の唇の感触がいまいちつかめてなかった。


「やーくん?起きないの?」


哉夜はそう言いながら俺の顔をのぞきこむ。


「いきなりで、なにがなんだが・・・。」


「え?もう1回したいって?」


誰もそんなコト言ってないのに、どうして哉夜はわかるんだ。
まったく・・・・
そんなコト言ったら、自分の気持ちがバレてしまうではないか。


「言ってないし。」


「そう?そんな顔してるんだもん、やーくん。

物欲しそうな目で見てた。」


・・・・・・
かも知れないな・・・。
体をおこし、哉夜に真面目にこう言った。


「だったら、どうするんだよ哉夜?」


もし俺がそう言ったら、お前どうするつもりなんだよ?
すると、哉夜の目つきが変わった。

優しくて可愛いうさぎのような目ではなく、

狼のようなするどい目つきに。


「哉夜・・・?」


その目つきはまるでエモノをえらっているような目つき。
そして、哉夜は俺のYシャツを半ぬぎにし、

哉夜の手は俺の体を触りこう言ったのだ。


「食べていい?」


・・・・
そう来たか。
しかし、俺は言葉が出なかった。
哉夜の手がいやらしく見えたのだろう・・・

哉夜ならいいって一瞬思ってしまったのだ。
無言で見つめ合う俺の目線に哉夜はいきなり離れた。
いきなりはなれた哉夜に俺はズキリと胸が痛んだ。


「やーくん!何か言ってくんないと・・・ホントに襲うよ?」


哉夜の顔はうさぎな目つきに戻り、真っ赤になっていた。
そんなコト言ったくせに自分で照れていたのだ。
哉夜も一緒なんだなって・・

・言葉や仕草でドキとしたり悲しんだり・・・・。


「クスクス・・・」


「なんで、笑ってるんだよ。」


「可愛いなあって思ってさ。」


こんなに真っ赤になって、あわてて

・・・・哉夜のいう通りかも知れないな。
俺のこと可愛いって言うのも、分かる気がする。
俺が可愛いって言ったもんだから哉夜また赤くなってるし・・・


「やーくん!」


いきなり、哉夜が大声を出した。


「そんなコト言ってたらごはんあげないよ?」


おいおい


「俺はペットか、哉夜?」


だったら、俺は


「じゃあ・・・1週間、哉夜が俺のこと好きって可愛いって言わないなら、

キスもエッチなコトもしないって約束するなら・・・」


約束してくれるなら・・・


「そんなの無理~」


約束してくれるなら、俺は・・・


「彼女と別れて哉夜のそばに居てやる。」


哉夜はその言葉にぼうぜんとした。
その意味を理解すれば、だんぜん告白と聞こえるだろう・・・
いや、告白なのかもしれない。
俺は哉夜と居たい。そばに居たいそのいっしんだった。


「どうだ?哉夜?我慢出来るか?」


哉夜が我慢出来る前に俺がどーにかしちゃいそうなのだが。


「あ・・・・・っえ?」


「・・・哉夜?聞いてる?」


そう俺がきくと、哉夜はふいっと逆を向き、こう言った。


「聞いた・・・やーくんの告白。」


・・・・・


「そうじゃなく、約束だよ。守る気あるか、聞いてんの。」


告白ってことに俺は否定しなかった。
ウキウキらんらんなカンジで俺のほうを向き、哉夜はこう言った。


「あるある!俺、絶対守る!」


フフフ、そうこなくちゃな・・・・
そう、さっきの約束は哉夜に対してなんだ。
俺が哉夜を襲おうが約束には関係ないってことなのだ。


「じゃあ、朝飯食べてから、な?」


「おう!」


ニコリと自信満々に笑顔を見せる。

俺は布団をはき、パジャマにしてる服から別の服に着替える。
バックからそれを取り出していく。


「哉夜、もう先行ったのか?」


「いるけど?なあに、やーくん。」


俺の声が聞こえたなのだろうか?
哉夜は俺が使用してる和室を開けるため

長い廊下から引き戸を開けてそう言った。
俺は上を着替えてる途中で上半身裸だった。


「俺、まだこの家の配置分かってないし・・・

それに、朝飯食べたら・・・もう言えないんだぞ?」


好きもキスも・・・


「あっ!そうだよな、今いっぱいいっぱい言っとこう!」


哉夜はそう言うと、入ってきた引き戸を完全に閉め、

俺の方に近づいてきた。


「やーくん。」


「ん?」


「好き好き好き好き好き好き好き好き・・・・・・っ!!!!」


哉夜は息が切れるほどの勢いで俺にそう言ってくる。
言うたびにどんどんお辞儀してるような体制になってくる。
本当、あわてちゃって可愛いな哉夜は・・・。


「どうだ~!はー・・はー・・・」


そう言って顔をあげる瞬間俺は哉夜を抱きしめた。


「やーくん・・・?」


「哉夜・・。約束事、後悔しても知らないからな・・・。」


「え?」


哉夜はぽかんとした顔を俺に向ける。
俺はそれに対してキスをしてしまう。
彼女としかしたことのない舌を入れるキス・・・・


「ん・・・やあー・・・くぅん・・・んぅ・・・」


哉夜の舌と絡み合わせる。
舌から伝わってくる哉夜の体温、息、唾液・・・・
体中がポカポカしてくる。


「ん・・っ。哉夜。」


キスしてるだけで頭の中がポケーとしてくる。
まるでどこかへ行ってるような感覚だった。
それは彼女としてる時とは違う感覚。


「んぅ・・・やあ・・・くん・・んぅんん・・・・・っ」


そして、俺は哉夜からはなれる。


「はーはー・・・」


自分からキス・・・しちまったなあ・・・。
もう逃げられない。
哉夜に自分の想い分かってしまったのだから・・・。
俺らは両思いなのだ。


「やーくん・・はげしすぎだし・・。」


哉夜の顔はとろんとした顔だった。
今までで一番可愛い顔なのかもしれない・・・・。
この顔、1人じめできるんだよな・・。


「・・・わりぃ。つい・・な。でも、哉夜?」


「なあに?」


「俺からキスしても文句のつけようないよな?約束は・・・」


「あ・・・。ずるい、それ!」


「はははっ、いいだろ、別に~」


お前から襲うことは絶対にこの1週間出来ないだけなんだから、さ。
解禁したらすぐに襲ってくるような気がするもんなあ。


「ずるい、ずるい!

俺がやーくんにキスとかしたくなる事ばっかするってことじゃん?

そんな上半身裸で俺に迫ってくるんだ・・・っ!

それで、それで・・・・・・・・ん?あれ?想像しただけで、やべぇかも。」


オイ。
まあ、とうぶんは・・・俺からするのコレで最後にするかな?
哉夜がどこまでキスとか我慢できるか試したくなったしな・・・・。