夜になり、だいぶ時間がたっていた・・・・
「やーくん、ここ、教えて~」
また質問だ。俺はもう、眠い・・・・
「おう・・・何処?」
眠そうな俺を見て、哉夜はじっと俺を見る
「やーくん。」
「なんだ?」
答えた瞬間、頭が真っ白になった。
唇にやわらかいものが当たる。
目の前には目をつぶった哉夜の顔。
それを見て、俺は状況を察した。
俺は・・・・哉夜と・・・
「うわーーー!!」
俺はすぐに哉夜の肩に手を当て無理やり離れた
「な、なにしてんだよ、お前!!」
「起きた?」
哉夜はそう言ってニコニコしながらで答える
・・・・・・・・・・・・
んにゃろー・・・・・・・
「起きましたとも!絶対起きるって・・・っ!」
「あわてたやーくん、可愛いなあ。」
・・・・・・・・
返す言葉も見つからない。
「もういい、俺、寝る!ゲストルーム何処!?」
「やーくん、怒った?」
そりゃあ、怒るに決まってるだろ・・・っ
でも、怒りながら照れてる自分がよく分からなくなっていた
「哉夜、案内しろよ。」
「一緒に寝ようよ?」
・・・・・・
「あのな~・・・・」
お前の気持ち分かってるから、ヤダって言いたいのに言葉が出てこない
「ね、やーくん?」
「・・・・俺は。」
言葉が出ない・・・
「やーくん。」
そう哉夜が言いながら俺の体をベタベタ触りまくる。
こんな感情さえなかったら、哉夜が俺のこと友達って思っているなら
男同士で寝てもそれはやましい事とは言えない。
けど、哉夜は本気で俺のこと好き。
えっちしたいって心から思ってるんだ。
だから、俺はこばなければならないはずなのに出来ない。
体が動かない・・・・
「分かったよ・・・」
俺は哉夜の事
「ただし、哉夜がへんな事するなら、俺、帰るからな?」
「へんな事って?」
・・・・
「さ・・さっきのこととか!」
真っ赤になりながら、俺はそう答えた。
「キスくらいでビクビクしてたらやーくんの事可愛すぎて、襲っちゃうなあ」
お前なあ・・・自分の身は自分で守るってこういう事なのかも、な
「襲うな。」
「あ、やーくん。汗かいただろ?風呂入ろう?」
「かいてない。」
きっぱり俺は断った。
風呂なんてもってのほかだ。
哉夜の思いが裸同士に分かち合ってしまう
「かいてる。」
「かいてない。俺はココにいる間、ここの風呂になんか入らないから、な!」
こんな大きな屋敷だ。風呂もでかいに決まってる。
大人数が入れるような岩風呂のような大きな風呂。
そんな空想が膨らむ・・・
「きたなーい。8月中の1ヶ月入らないつもりなのか、やーくん?」
・・・・・・・・・・・・それはマズイ
「せ、銭湯行くわ、銭湯!」
銭湯なら、他の人いるし、そんなベタベタしてもらってたら周りの視線が痛い。
俺までホモあつかいされる。
「あー、いいね貸切銭湯♪」
「・・・・なんで、そこで貸切が出る?俺は貸切だったら行かないから。
1人でのほほんとお湯につかりたいんだよ。
分かるか、哉夜?俺は哉夜と入るの遠慮してんだよ。」
「男同士なのに?」
「・・・・。男同士だったらキスしないだろ?」
にが笑いで俺は答える
「分かったよ、やーくん。貸切なんてしないから・・・銭湯行こう?」
「分かれば、いいんだ、分かれば。」
俺がそう言ったとたん、嬉しそうに準備をする。
タオルに桶、シャンプーにリンス、銭湯行くための準備だ。
「・・・あのさ、哉夜。もう夜遅いし、今日はもう寝たいんだけど。」
「あーうん!分かった。」
そう言うと、哉夜は自分の部屋ではなく別の部屋に案内した。
「じゃ、ここで寝てね」
・・・意外と素直だな。
さっき、一緒に寝るの了解したはずなのだが・・・ま、いいか。
「おう。また、明日な。」