1人で仕事中、遠くにキルとセイの姿が見えた。
先輩は姫の大ファンなの分かってるのに
キルは彼と一緒にこんな夜遅くまで一緒にいた。
なんの話かわかんねーけどキルが眼鏡を外そうとしていた。
俺はとっさに近くにあった猫の陶器をセイにめがけて投げた。
セイはしゃがみこんだ。
そして、キルが心配そうに近づいた。
「あ・・。」
セイがなにを言ったか遠くてよく聞こえないけど、
あわてた様子だった・・・
真っ赤になったキルをみて
セイは立ち上がりキルのほうへ一歩一歩近づく。
そして、セイはキルをさわり顔を近づける。
「!!」
俺はとっさに近くにあったボールをセイに投げつけた。
あれは絶対キスしようとしてた
・・・キルとキスなんてぜっていに許さない
するとセイはキルと別れてキルが1人ぼっちになった。
俺もまだ仕事残ってるし帰ろうとしたとたん、
キルに見つかってしまった。
とっさに学校と同じようにポッケにあった眼鏡をかける
「お前、たしか同中の・・
さっき男といたの見てたけどデートだったの?」
「部活でちょっと写真を」
ふーん・・・
「ま、どっちでもいいけど。言うつもりないし。」
でも・・・でも、あいつ3年生だよな。
それにくらべて俺は・・・・キルに対してガキだ・・・
「キルはさ年上の方がスキなの?」
「なんで・・名前知って・・・。」
あ・・やべぇ。
「噂だ、噂っ!」
「なんで、てれんの!?」
な・・・っ!!俺の顔真っ赤になっていた。
姫にするとき名前しか聞いてないもんな。
姓名なんて知らないし・・・
「てれてない!」
そう言って俺は後ろを向いてしまう。
おちつけ、俺っ!
「ってどんな噂ー?」
おついて、ふたたびキルの方へ向き、こういった。
「テストが俺と逆で学年最下位のバカ娘。」
「うっ」
俺の噂は噂好きなナナから、聞いてるだろう・・・・
いつもテストは学年一位でクールで笑わない彼だって。
王子と真逆だって・・・
だから王子だなんて、
俺が王子だなんてバレないのかもしれない・・・・
姓名なんて知らないけど、
すぐにキルだって姫だって分かった。
今年も終わり頃、カウントダウンステージをやることになった。
最大規模の会場を使ってカウントダウンをする。
「チケットはもう、作ったぞ?」
「王子!1枚チケット下さい。」
俺がカウントダウンの説明してるところに姫がそう言いながら、
こっちへ来た。
「いいけど?友達にでもやるのか?」
「うん!」
しょうがないやつだな~
「じゃあ、目の前の特等席のチケットをやろう。特別だぞ」
「ありがと、王子!!」
姫はそう言って笑って答えた。
「お、おう!」
「じゃあ、さっとく渡しに・・・・」
姫がチケット渡しにこの場から立ち去ろうとしたとたん
俺は姫を止めた
「待て、キル。
とうぶんは学校早く切り上げて来ないと間に合わないぞ。」
「えっ」
キルは覚えるの遅いしな、ギリギリってとこなんだよな
「ぶ・・・部活は?」
「そんな暇ない!」
暇なんて無いって言ってるのに、
学校のキルはなんだか最近変なのだ。
昼休みはかけ走り、すぐに俺の視線の先に居なくなってしまう・・・
部活なんて行かせない。
先輩の所になんて行かせない、そう思ってた矢先
当日のコンサートにあの先輩がいた。
俺が姫に渡した特等席の所にセイがいたのだ・・・・・
友達ってアイツ・・・なのかよっ