今日は昼休みルルスと一緒に図書室に居る。
キルが図書室に行ったらしいからだ。
遠くから座ってる彼女を見つめていたら、
そこにセイがやってきた。
「あ、ギルドっ」
その声に俺はピクリと反応してしまった。
先輩は彼女の元に歩いていった。
「なになにお菓子の本・・・?なに?おかし作るわけ?
俺も作るよーおかし。まあ、ジジィに教えてもらったからさ。」
そういって彼はキルの隣に座ってしまった。
セイは捨て子でスイーツカフェ「フォルテ」で育てられたらしい。
スイーツは子供の頃からお菓子の匂いにつられ、
覚えてたのだが、親と思っていた男が実は育ての親だって
知った日から彼は年上に誘われて抱きまくってるという事・・・・
「でさー・・・誰にあげるわけ、その作ったヤツ・・・。」
・・・そういえば。
お菓子の本見てるなら、そう考えてもおかしくない。
もうすぐバレンタインだし。
「もしかして・・・好きなやつにやるのか?」
ーーーー・・・・好きなやつ・・・・先輩じゃなくても居るよな・・・
そう思うと俺はいつのまにか図書室を出て行ってしまった。
「オ、オイ待てよ!」
ルルスの声にも気がつかず俺は図書室から出てってしまう。
「たく・・・っ」
図書室を出てくと、そこにはキルの友達サクラがいた。
青い髪に耳のところに大きなクリップがついてる女の子。
彼女は俺の友達ティプが紹介してきた同じ塾の女の子らしい。
ティプは俺と同じクラスの男だ。
「あ・・・ブルーガ君。あの・・ちょっといいかな?」
「なに?」
俺、ちょっと今話したい気分じゃないんだけど、なあ・・・・
サクラに連れてかれ階段の先が行き止まりの場所に連れかれた。
「私、サクラだけど・・覚えてる?」
「・・・覚えてるけど。で・・何の用なんだ?」
「えっと・・・私の王子になってください」
・・・・・・・・は!?
「あ、そのなんていうかブルーガ君が芸能人の王子にそっくりで・・・っ」
御本人ですけど・・。
「でも・・ファンになったのは・・・ブルーガ君が好き・・だから」
真っ赤になって俺に告白してきた。・・・・けど、俺は
「サクラ・・・・。俺も・・好きじゃないけど・・・。」
キルのこと好きじゃないけど・・・
「すげぇ気になってるヤツいるんだ。でもそいつ・・・」
あのお菓子好きなヤツに・・むかつく
・・・俺じゃないことにむかつく・・・っ
「好きなヤツ・・いるんだとよ。」
「じゃ、じゃあ!!」
サクラが答える前に階段下からルルスの声が聞こえた。
「オイっ!!良いニュースもってきたぞ?」
「へ?」
ルルスは俺に近づき、こうささやいた。
「あいつ、好きなやついないってさ!」
「マジ・・?」
「マジで大マジだ。いねぇってよ!!」
「そ、そうか・・・」
でも、それでも俺はーーー・・・・
「あの・・・ブルーガ君?」
「あ、ごめんサクラ。
俺はソイツに好きなヤツいても一緒に居たいから」
俺はサクラにそう告げルルスとともに教室に帰っていった。
「本当もてもてだな告白、入学式から5人目だっけ?」
「ルルス・・聞いてたのかよ」
告白受けても今のように俺は振ってきた。
ううん、そんなのこの中学に来る前に
いた闇勝学園から言われてたんだ。
笑わなくても好きって言われてた。