またキルが学校で泣いてた。
でも、ちきんと事務所に来る。
顔見ただけで、悲しい顔だって分かる。
「キル。」
俺は姫の名をよんで抱きしめてあげた。
「泣きたいときに泣いて、
言いたいことあるならちゃんと言えよ?」
俺が勝手に姫にさせちゃったもんだから、
最初の頃はガチガチで無言で本当視聴者な感じだった。
でも後悔なんて、してない。
俺はキルと一緒にいたくてずっと一緒にいたくて姫にさせたんだ。
「う、うん。」
姫は笑顔で俺に答えた。俺も笑顔で返す。
「じゃ、CMさつえいすっか!」
「・・・きいてないよ、王子」
「うん、言ってねーもん。キルにとっちゃ初CMだからな。」
ずっとモデル業と1つのレポーター、
そう生の旅番組だけ姫はお仕事してる。
俺とちがって・・・
CMはチョコホイップのCM。
キルがチョコ好きなのが来たのだろう。
「チョコー」
始めた頃はこんなに笑ってなかった姫
だけど今はものすごく楽しそうに笑ってる。
むりゅ~とチョコが出てる。
もち、姫の顔にチョコがついてる。
「つーか、ついてる。」
俺はそう言いながら、
指で彼女についたチョコをとりチューっと舐めた。
その瞬間彼女がもっていたホイップが
ぶにゅっと出て俺にかかってしまった。
「なにしてんだよ!!」
ほんと、とろいし、おっちょこちょいなんだから・・たくっ
翌日、ナナが俺と友達のルルスに話しかけてきた
「新しい噂発見!!」
彼女は噂大好きな彼女。
こいつに聞かれた話は
悪魔のノートに書き残されて噂が勝手に広まってしまうらしい。
「あのキルが姫ってほんと?」
・・・・こいつ。どこから、そんな噂を・・・
「俺はしらねーけどこいつが言ったからさ・・。なっ」
ルルスがそう、答えた。俺は無言だった。
「ま、でも姫の大ファンのあの先輩も言ってたし、
たしかなんだろ?」
たしかにあの先輩はキルが似てる
・・・だけって思ってるかもしれないけど
俺は心配で仕方がないんだ。
「ルルス、だったら言うなよ、ナナに・・・。」
ばれたら・・・・
「あーギルドに群がるって?」
「それもあるけど、あいつが・・・あの先輩が・・・」
姫って知ってしまったら、
アタックしまくるんだろうなって・・おもっちゃうんだよな。
「おーじーっ」
姫がそう言いながら俺のもとにかけよってくる。
今にもこけそうだった。
「僕って小学生ぽいの?」
「・・・・・・去年までそーだったろ?」
「そうだけど・・。」
でも・・・ファン層はロリコン・・・・
姫を守りたいって思ってるやつばかり。
俺も、そうかもしれない。
おちょこちょいですぐこけて・・ぶつけて・・・
俺がいなきゃ駄目な姫だから
今日もまた俺は遠くから友達といるキルを見つめてる。
ルルスはつれそいだ。
「そんなに心配ならこくれば?」
こくる?俺好きじゃないもん・・・ただ
「・・気になってるだけだ。」
「でも、他のやつといるのイヤなんだろ?」
「う・・。」
「お前ほどの男がなんで、
あんな馬鹿女なのか、さっぱりだったけど・・・
でも、今なら分かるぜ?誰にも言ってねぇからさ。
お前が王子だってことーーー・・」
ルルスにはばれてるんだよな、俺が王子だってこと・・・
「え!?王子!?」
噂好きなナナがそう言いながら俺らの方へかけよってくる。
「地獄耳かお前はっ!」
「だって~最高のネタじゃーん」
「あ、だから~こいつが王子に
似てるなーって話てただけっ」
ルルスがあわてて言い訳を言った。
「そーだよねぇ、王子は闇勝にいるはずだよねっ
こんな公立中にいるはずないよねぇ。」
それはーーー・・・・・