私の娘は台湾駐在時、定期健診で引っ掛かり近視の診断を受けてアトロピンという目薬を処方されていました。
この目薬はモノを見る時の目の緊張を和らげる効果があり、近視抑制に効果があると言われています。
(右、台湾の処方薬。左、日本の処方薬)
診断を受けた時、ごく普通に「じゃあ近視抑制の目薬さしましょうか」という流れだったので
私の幼少期に比べて医療はずいぶん進んだんだなーと思っていました。
ですが、日本に帰ってきて似たような目薬を処方してもらおうと眼科を受診したら、何度も本当にその薬を処方されていたのか?と確認されました。
なぜなら、アトロピンの濃度がかなり高く
それでは日常生活に支障が出ているのでは?と。
台湾で処方されていた目薬は濃度0.5%
今は世界的に0.01%か0.025%が基本らしいです。
濃度が高いので、0.025%にするとリバウンドが起きる可能性があるとのこと。
(実際、濃度を変えた1ヶ月後の検査では視力が下がっていました。しかしその1ヶ月後の検査では元に戻っていたのでその日の調子によるのかなと思います)
それから、
診て頂いた先生の考えとしては、見えないものを見ようとして目が緊張することが近視進行につながるので、
目薬と併用して眼鏡をしたほうがいいとのこと。
台湾の病院では目薬を止めた時のリバウンドの話は聞かされていなかったのと
眼鏡はまだ必要ない(受診時は両目0.4)との話でした。
台湾の病院での治療方針と差があり、どちらがいいと思うかは人それぞれだと思いますが
海外の医療を受けるのは色々と難しさがあるな、と今更ながらに感じた出来事でした。
台湾では太陽が出ていたらサングラス必須で
寝起きも明かりが眩しい眩しいと言っていましたが
アトロピンからマイオピンに変えてからそういったことはなくなりました。
眩しく感じるのはアトロピンの副作用なので、もしアトロピンを処方されていて日常生活で支障があるならアトロピンの濃度について相談してみると良いかもしれません。
濃度の低いアトロピンであれば副作用はかなり軽減されるようです。
ちなみに台湾ではこの目薬は保険適用でしたが、日本では自費診療で安い病院でも毎月5000円程度かかります。
日本に帰国して思うこと
台湾は病院すいてて良かったなぁ〜!!
毎月2時間待ちして効くかどうかわからない目薬もらうの大変すぎる。。
それでは皆さん、今日もお疲れ様でした