いつもいつも優しい顔で

おかえりを言ってくれた人

身体にきをつけなさいねと

だれより心配してくれたね

 

あなたがいなくなってはじめて知った

一緒にいられる時間はほんの何十年だと

 

短い夏が過ぎ 風が秋をはこんで

星降る冬を超え あと何度春を生きる

 

生きている今を大切に

優しい声がきこえてくる

写真の中で笑うあなた

かわらず見守っていてくれてる

 

あなた座っていた椅子に腰かけて名前を呼んでみたけど

窓がきしむ音だけ

 

一番星一つ 風に流される雲

あなたのところまで笑顔みえてますか

 

かたちをかえながら今も時は流れる

限りある命を 大事に大事に生きよう

 

笑って 笑って

泣いて

 

                          「春夏秋冬~四季の歌」 石野田奈津代より

 

 

今日は母の日です

母を失ってから二度目になりました

 

母をおくって

帰り道の電車の中

疲れ切って眠っている息子に

冬の午後の日差しがやわらかくてらしているのをみながら

 

「私は自分の母のようになにか残せるのだろうか?」

そんなことを考えました

 

そして

この歌がずっと頭の中で流れていました

 

プレゼントなんて当然ありません

 

でも

「まあ、一応ありがとう。」

と言ってくれた息子に

 

母でもあり娘でもある私は

なんとも言えない気持ちになりました

 

この一年

いろいろあったね

 

来年も元気でむかえられればそれでいいよ

 

そんなことを言いたかったけれど

言えなかった

 

そんな今年の母の日でした

 

お母さん

 

ありがとう

 

私は元気だよ