昔私が銀座の高級店舗で働いていたことは
前にも書いたと思います
そこはお得意様ばかり来店なさって
新規のお客様はめったにおこしになりませんでした
時々
ネクタイなどの小物をお買い上げになるお客様がいらした程度です
さて
あの日もこんなに暑い夏の日でした
会社の昼休みらしき
サラリーマンのお客さまが
ディスプレイのネクタイをくださいとおっしゃってきました
ネクタイといっても
そこは高級店舗
最低でも一万円はかるくこえましたが・・・^^;
「お支払いは?」
「あ、これで」
と差し出されたのはクレジットカード
幸いにもアメックスではなかった
アメックスだと
たとえ100円のお買い物でも
その場で承認の電話をしなければいけないので
すんご~~~く面倒だったのよねえ
当時は
まだクレジットカードは
カーボンで転写する機械で
ガチャンとやっていた
名前を書いていただいて
「ありがとうございました」
はあ、終わったぜ・・・
「ぽぽさんの出したネクタイまた売れたねえ」
店長はなぜかネクタイの趣味はいまいちで
派手だった^^;
で、いつもショーウィンドウのディスプレイのネクタイは
私に任されていたのだ
ちょっと嬉しかった
だ。。。だが。。。。
その数日後に
とんでもないことが発覚!!ヽ((◎д◎ ))ゝ
そのクレジットカードと思っていたのは
実はキャッシュカードだったのですよ~~~!!!( ゚ ▽ ゚ ;)
みかけも大きさも同じですからねえ・・・
って言い訳は通じない
経理部からお怒りの電話がかかってきた
さあ、どうする
ひたすらあやまる私に
店長は
「いや、ちゃんと確認しなかった僕も悪いよ。気にしないで。これからはきをつけようね」
と優しくさとしてくださいました
(T_T)
さすが高級店舗の責任者だけあります
で、
もっとすごかったのは
そのあとの対応
そのキャッシュカードの番号から
銀行の支店名を割り出して
そこに電話をして
まあ、今だったら絶対に無理だろうけれども
そのお客様の会社の電話番号を聞き出したのです
会社に事情を説明して
本人に出てくださるようにお願いした店長
幸いにも、席にいらっしゃったようでした
そして
「○店の店長の○ともうします。先日はネクタイをお買い上げくださってありがとうございました。」
うん
そこまではわかる
そして本題にはいるかとおもいきや!
「ネクタイのおめしぐあいはいかがですか?」
どひゃああ~~~~~!!!((((((ノ゚⊿゚)ノ
すごい!!!
やはり、この人はすごい店長だあ~!
と、その時ほど思ったことはありませんでした
そして事情を説明した時も
私がミスをしたことは一切言いませんでした
「当方の手違いにより、大変ご迷惑をお手数をおかけいたしまして
まことに申し訳ございません」
もうもう、
私は頭を下げるばかりでした
近くの会社なのか
次の日にそのお客様は再度来店されて
今度こそ本当にクレジットカードでお買い物をされていったのでした
むこうの方も
「いやあ、こちらこそ悪かったね。うっかりして」
とおっしゃってくださいました
う~~~ん
やはりお金持ちは心がひろいのか?
人は完璧ではありません
どこかで必ずミスをします
それをどう補ってくれる人がいるか
それによってその職場の資質が問われると思います
私はよき指導者にめぐまれて幸せでした
・・・でも
まあ、次にいった移動先がひどくて
やめたんですけれどね^^;
本当に神!のような店長でした
他の人達も
といっても全部で5人でしたが。。。
優しくて
始めての職場に恵まれただけでも
私はよかったなあと思います
今でも夏になると
時々思い出す
懐かしい苦い経験です
まさに
失敗は成功のもとだよね
ドジばかりの私を優しく見守ってくださった店長
本当にありがとうございました
・・・でも
ネクタイに3万って・・・どうよ^^;