『このホラーがすごい!2024年版』の朝宮運河さん担当ページにあった中でタイトルも作者名も知らなかったご本
翻訳でも著名な方だった
e-honで注文できなかったので地元図書館検索したらあったのでありがたく利用しました感謝
構成も面白くて(事件捜査パートと捕まった犯人の語りパートが交互に)、論理的な推理開示があったあとの展開の え…もしやそれなら…の幕切れがゾクッとして
事件の舞台は昭和50年代だけどとてもゴシックな吸血鬼小説でした…!
昭和56年刊
作中の戦争中の空襲の描写が胸に迫りました
後書きで小泉先生は『私もまた、昭和ニ十年春の東京大空襲の被災者なのです』と書かれてましたが
私が小学生の頃の50代はみんな、第二次世界大戦中育った人たちだったんだよな…と沁みるように思ってしまった…